結婚して、子供を産んで、育てる。

 

女性が広く社会進出し、ビジネスシーンでバリバリ活躍する女性も増えてきたとはいえ、「子供を産み、育てる」ということは、女性にとって大きな魅力だったりします。

 

今はバリバリ働いていても、「私もいつかは、子供を持ちたい」、そう考えている女性は多いはずです。

 

 

それにもかかわらず、妊娠したいのにできない、という不妊の悩みを抱える女性、カップルが増えています。

 

不妊は今や、社会問題となっています。

 

結婚したら、当たり前のように赤ちゃんができると思っていた。

 

でも、いつまでたってもできない。

 

そんな悩みを抱えながら、何年も過ごしている女性は多いのです。

 

 

子供を希望しているにもかかわらず、普通の夫婦生活を送って、2年経過し、それでも妊娠しないことを、不妊症と言います。

 

産婦人科では不妊症治療を行っています。

 

そこには、不妊に悩むカップルが多く訪れます。

 

しかし産婦人科に通って、不妊治療を受けても、実際に妊娠できないケースも、珍しくありません。

 

産婦人科の医師と患者との間には、知識と意識で、大きな隔たりがあり、それが問題視されています。

 

たとえば、体外受精は、不妊治療で広く行われている治療です。

 

体外受精をすれば、すぐに受精するように思っていませんか?

 

実際に、体外受精の妊娠率は、20~30%ほどしかありません。

 

しかも、カップルを取り巻くさまざまな事情により、妊娠率はさらに下がります。

 

たとえば、代表的なのが、高齢での出産。

 

年齢を経るほど、卵子が劣化してしまいます。

 

妊娠率は下がり、染色体異常の確率は上がります。

 

男女の初婚率は上がり、それにつれて女性が出産を考える年齢も上がってきます。

 

あとで「しまった!」と思わないために、早めに妊娠について、知っておきましょう。

 

 

不妊治療を行うには、体外受精のための培養室、液体窒素タンクなど、高度な設備が必要です。

 

にもかかわらず、不妊治療の需要は高まっており、クリニックの数は世界一です。

 

日本人カップルで、不妊治療を受ける率は増えています。

 

以前は10組に1組が不妊と言われていました。

 

しかし現在では、7組に1組のカップルが不妊だと言われているのです。

 

不妊治療を受けるカップルには、なんらかの事情があることがほとんどです。

 

カップルのうち、片方に問題がある場合もあるし、両方ある場合もあります。

 

それを考えると、不妊治療を受けて、子供が授かるのは奇跡なのかもしれません。

 

検査を受け、自分たちの現状を把握することは大切です。

 

不妊は女性だけではなく、男性が原因のこともあるので、夫婦で取り組むことが必要です。

 

そして、現状把握の先には、厳しい現実、耐えていかないといけない現実が待っています。

 

“30歳、40歳でも結婚して子供を産める。”

 

社会的には産める年齢は上がっています。

 

けれども、年齢が上がれば上がるほど、体はどんどん、妊娠しにくくなっていくことを忘れてはいけません。