糖尿病を防ぐには、ふだんの食事から気を付けることが大切です。
糖尿病予防で、食事療法は、大きな意味を持ちます。
糖尿病は、一度発症してしまうと、治すことができません。
だからこそ、予防が大切なのです。
糖尿病予防に役立つメニューをご紹介します。
低GI値の食品を選ぶ、炭水化物の量をコントロールするなど、糖尿病を予防したい人におすすめしたいメニューです。
♪雑穀パンのトースト半分、ジャム、ハム&スクランブルエッグ、りんご2切れ、牛乳コップ1杯
朝食のメニューとしては、申し分ないですね。
これで摂取カロリーは約600kcalです。
炭水化物は約45g。
このメニューのポイントとしては、白パンの代わりに雑穀パンを使っている点。
トーストと言えば、白パンですが、あえて雑穀パンを選びました。
白パンは、高GI値食品だからです。
血糖値の急激な上昇を促してしまうので、雑穀米にチェンジします。
また、雑穀米には、多くの食物繊維が含まれています。
食物繊維は、血糖値の値をゆるやかにするはたらきがあります。
マルチグレインと呼ばれる、多雑穀パン、ホールウィートと呼ばれる麦パンは、糖尿病予防のための食事におすすめです。
卵やハムも使って、炭水化物・たんぱく質・脂質のバランスがとれています。
バランスよく食べることで、血糖値の上昇をゆるやかにできるのです。
同じカロリーでも、菓子パンやジュースのメニューにしてしまうと、炭水化物過多になってしまいます。
血糖値が急激に上昇してしまうので、控えましょう。
♪野菜と肉の入ったラーメン、野菜炒め
このメニューで、摂取カロリーは約700kcalです。
ラーメンにもう一品、というと、チャーハンを選びたくなってしまうかもしれません。
でも、ここでは野菜炒めをプラスしています。
チャーハンにしてしまうと、ラーメンの炭水化物と、チャーハンの炭水化物で、炭水化物をとりすぎになってしまいます。
野菜炒めをくわえると、食事における炭水化物の量を減らすことができます。
ラーメン屋さんにいくときには、ラーメンとチャーハンではなく、ラーメンとレバニラ炒めの組み合わせが良いのです。
そして、どのレストランに行くときでも、定食を選ぶようにしまそう。
単品メニューを選ぶときには、そのメニューに、野菜、肉、魚がバランスよく含まれているものを選びます。
ラーメンとチャーハン、うどんといなり、ハンバーガーとフライドポテトのような組み合わせは、炭水化物がメインとなる料理が2品以上となり、おすすめできません。
総摂取カロリーは同じでも、血糖値の上昇率が、まったく違ってきてしまいます。
カロリーのことを考えることも大切ですが、血糖値の上昇率という点でも、メニューを決めることが必要なのです。
糖尿病を予防するには、食事法のポイントを抑えた献立が大切です。
食べる順番に気を付けることもおすすめです。
まず野菜を食べ、次に肉や魚、最後主食を食べることで、血糖値が上昇するのを抑えられます。