寒くなってくると、冷え性に悩まされやすくなります。

 

スカートスーツを着ているときには、寒さもひとしお。

 

また、たとえパンツスーツをはいていたとしても、冷えからは逃れられないものです。

 

なんとかしたいですよね。

 

今年の冬は、冷え性に悩まされたくない! というあなたのために、冷え性についてくわしくみていきます。

 

ところで、冷え性は「冷え症」とは書きません。

 

冷えてツライ状態ではありますが、この冷え、そのものが病気ではありません。

 

だから冷え性と書くのです。

 

冷え性を診断するための検査はありません。

 

西洋医学の治療では、「冷え性の改善」はないんです。

 

 

じゃあ、冷え性は放置していても大丈夫なの? と考えてしまいます。

 

でも、そうではありません。

 

冷え性であるということは、身体の体温が低くなっているということ。

 

体温が低いと、免疫力が下がってしまいます。

 

代謝も悪くなってしまいます。

 

すると、血のめぐりが悪くなり、他の病気を引き起こす原因になってしまうのです。

 

 

どのような状態のことを、「冷え性」と言うのでしょうか。

 

はっきりした定義はありませんが、冷え性というと、以下3つの状態を指します。

 

①夏でも体が冷えている

②手足がいつも冷たい

③寒がり

 

あいまいな基準ではありますが、こうした状態が挙げられます。

 

また、これらは自覚症状です。

 

つまり、「自分は冷えやすい」と分かっている人が気づくことです。

 

しかし、冷え性になるのは、こうしたシグナルに気づけた場合だけとは限りません。

 

自覚症状がなくても、基礎体温を測ってみたら、体温が常に36度だったりする人も、冷え性と言えるでしょう。

 

また、身体は温かくても内臓は冷えている、ということもあります。

 

 

冷え性の人は、血の巡りが悪いです。

 

血液が流れにくいのです。

 

なので、どちらかというと、血色が悪い人が多いです。

 

毛細血管が縮んでしまって、血液を体のすみずみまで送れなくなってしまいます。

 

冷え性になると、むくみ、月経痛、生理不順、不妊などのトラブルを起こしやすいです。

 

血液がスムーズに流れていてこそ、健康がもたらされます。

 

血液は、体を温める目的以外にも、いろいろなはたらきがあります。

 

たとえば、酸素を運んだり、栄養を運んだりします。

 

体のすみずみにまで張り巡らされている血管を血液が巡り、酸素や栄養を届けているのです。

 

冷え性になって、血流が滞ると、この流れがストップしてしまいます。

 

そのため、体に不調が現れやすくなるのです。

 

冷え性は、その人の体質によるところもあるかもしれません。

 

しかし、生活習慣に原因があることも多いです。

 

冷え性を促してしまう生活習慣を改善することで、冷え性も改善できる可能性があります。

 

手足が冷たいのはイヤだし、むくみもイヤ。

 

冷え性により引き起こされる病気になるのは、もっとイヤですよね。

 

冷え性改善のために、あなたの今の生活習慣を見直し、背後にある原因を取り除いていきましょう。

冷え性とは