冷え性は、多くの女性の悩みです。

 

手足がいつも冷えてしまいます。

 

寒い夜は、手足の冷えで、なかなか寝付けなかったりします。

 

冷え性とは、病気ではありません。

 

状態を指す言葉です。

 

実際、西洋医学でも、冷え性の改善法、というのはありません。

 

じゃあ、放っておいても健康上問題ないのかと言うと、けっしてそうではありません。

 

それどころか、いろいろな体の不調のもとになってしまいます。

 

 

★月経不順

 

骨盤が冷えると、血行が悪くなります。

 

すると、卵巣への血流が滞りがちになります。

 

卵巣機能が低下し、月経不順がもたらされるのです。

 

また女性は骨盤が丸いため、骨盤部の血流が滞りやすいとも言われています。

 

それに加えて、骨盤の中には、子宮や卵巣といった臓器がギッシリ入っているため、血液は流れにくいです。

 

 

★月経痛

 

子宮のまわりの血流が滞ると、決掲示に子宮のまわりに血液がたまりやすくなります。

これが傷みを引き起こします。

 

冷え性だと生理痛がひどくなりがちなのは、こういう理由があるのです。

 

 

★免疫力の低下

 

冷え性は、血液のめぐりが悪くなることです。

 

血液が通わない部分は、温度が下がります。

 

体温低下は、免疫力を下げることにもつながります。

 

体温が1度下がると、免疫力は60%にまで低下してしまいます。

 

だから、体が冷えていると、風を引きやすくなったり、膀胱炎など、炎症にかかりやすくなったりしてしまうのです。

 

 

★内臓機能の低下

 

食べものを消化したり、身体の機能を保つためには、酵素のはたらきが大切になってきます。

 

酵素がきちんとはたらいてこそ、私たちの体は正常に保たれているのです。

 

酵素は、約37度で、もっとも効率的に機能すると言われています。

 

だから、冷え性になり、身体の内部の温度が低くなると、酵素のはたらきも低くなります。

 

そして、内臓の機能そのものも低下してしまうのです。

 

ちなみに、体が冷えやすい、手足が冷たい、などの自覚症状がなくても、冷え性である可能性があります。

 

とくに冷えを感じなくても、つまり体は温かくても、内臓は冷えている、という場合もあるのです。

 

知らず知らずのうちに、内臓の温度が下がり、機能が低下しているおそれがあります。

 

 

★ヤセにくい

 

冷え性になると、代謝が落ちてしまいます。

 

代謝が低いと、脂肪も燃焼されにくくなります。

 

この状態でいくらダイエットをしても、ヤセられません。

 

まず冷え性を改善することから始めましょう。

 

 

★むくみ

 

代謝が落ちると、むくみにもつながります。

 

体内に水分を溜めこみやすくなるので、むくみが引き起こされてしまうのです。

 

冷え性改善とともに、カリウムの摂取も心がけましょう。

 

カリウムには、体内の水分を排出するはたらきがあります。

 

 

★不妊症

 

子宮や卵巣への血流が悪いと、卵巣機能が低下します。

 

子宮内膜も厚くならないので、妊娠しにくくなってしまうのです。

 

このように、冷え性はさまざまな身体の不調に繋がるものですから、改善しておきたいですね。