冷え性は、手足が冷たくなってしまう状態を言います。

 

これからの季節、外気も冷たくなってきます。

 

それだけ冷えやすくなってしまいます。

 

だからこそ、冷え性対策は大切ですね。

 

冷え性は、体が冷たくなってイヤなものですが、それだけではなく、むくみや月経不順、不妊の元にもなってしまいます。

 

冷え性は、生活習慣と食習慣を改善することにより、改善できます。

 

病院で処方される漢方薬には、冷えの改善を促す成分が含まれているものもあります。

 

生活習慣の改善を行いつつ、医療機関を受診し、冷え性に効く漢方薬を試してみるのも良いでしょう。

 

ちなみに、西洋医学には、冷え性の治療と言うのはありません。

 

冷え性は病気ではなく、状態を表すものだからです。

 

 

冷え性を改善するためには、以下の方法が有効となります。

 

 

★体を温める食べ物を食べる

 

たとえば、冬にとれる食べ物や、寒い地方の食べ物には、体を温める作用があります。

 

発酵食品にも体を温める作用があります。

 

栄養素でいうと、ビタミンB1がおすすめ。

 

糖質を燃やし、体を動かすエネルギーのもとになってくれます。

 

体熱が上がるので、冷え性改善に効果があるのです。

 

ビタミンB1は、豚肉、マグロ、卵、ゴマ、レバー、イワシ、ホウレンソウ、焼のりなどに多く含まれています。

 

ビタミンEは、血液をサラサラにする作用があります。

 

冷え性とは、血流が滞っている状態です。

 

血液サラサラになることで、血の巡りが良くなり、血行が促進されます。

 

ビタミンEを多く含む食べ物は、イワシ、カボチャ、たらこ、ホウレンソウです。

 

 

★体を冷やす食べ物を食べない

 

体を冷やす作用のある食べ物があります。

 

たとえば、トマトやキュウリなど、夏にとれる食べ物や、トロピカルフルーツなど、暑い地域でとれる食べ物は、体を冷やしてしまいます。

 

加工食品やファーストフード、精白米、白砂糖も、体を冷やします。

 

冷蔵庫で冷たく冷やした食べ物を食べても、体は冷えてしまいます。

 

 

★湯船につかる

 

仕事が忙しいと、シャワーでサッと、すませてしまいたくなるものです。

 

でも、冷え性改善のためには、湯船につかることが大切です。

 

朝と夜、2回湯船につかるのが理想。

 

朝は15分以上、夜は30分くらい、じっくりと湯につかります。

 

お湯の温度はやや低めにして、半身浴にすると、長くつかることが出来ます。

 

体の芯から温まります!

 

 

★薄着をしない

 

薄着のファッションが流行っていますが、冷え性を改善したいのなら、着ぶくれ覚悟で温かい格好をしましょう。

 

また、素足も避けたいです。

 

足の裏を冷やすと、内臓まで冷えてしまいます。

 

冷え性の人は、なるべく素足にならないようにしましょう。

 

 

★適度な運動をする

 

定期的に、適度な運動を、継続して行うことで、代謝が上がって、冷え性が改善されてきます。

 

30分以上の運動を、週2~3回、行いましょう。

 

ウォーキングでもエクササイズでも、自分でできる、無理ない範囲での運動を選ぶことがコツです。