僕の感性

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失恋の痛手とは

2019-02-16 18:30:16 | テレビ番組
本日、「まんぷく」の延長で「チコちゃんに叱られる」の再放送を観た。
なぜ失恋すると「胸が痛く」なるのかという疑問について
自分はわからなかったが、ステロイドホルモンが原因だとは意外だった。

私は単に失恋によって幸福物質の「セロトニン」や「オキシトシン」がなくなるからと思っていた。

しかしこれでは「痛い」という説明になっていない。

戦闘態勢のような「恋にまっしぐら」状態ならば血圧が上昇し心拍数が上がるので
「ステロイド」の分泌に影響されないが、
失恋によって興奮状態がおさまっても、ステロイドが分泌され続けるので
その痛みや苦しみに気づくというわけだ。

また、時には「たこつぼ心筋症」という「カテコールアミン」の分泌で
軽い心臓発作を起こすことも傷みのひとつととらえられるらしい。


青学の教授「福岡伸一」さんは、学生時代、突然付き合っている彼女から
他の男性との結婚式の招待状を受け取って「失恋」を体験し、そのあと
猛烈に勉強して教授になったと放送していた。

なんという昇華のすばらしさだろう!

私の友人は高校3年の時失恋し公務員試験に受かったにもかかわらず
次の目標に向かうべく、公務員にならず、一浪して大学を受け直し、
その後目的の企業に入社した。


人それぞれである。

失恋した時の胸の痛みはそれは苦しいものだが
その失恋を体験したことに意味があると思う。

ザ、ロング&ワインディングロードだろうが
その試練に耐え忍び打ち克ってこそ、成長した未来の自分があるのも確かだ。


過去に、武者小路実篤の「友情」やゲーテの「若きウェルテルの悩み」などの
失恋小説を繙(ひもと)き、中島みゆきや松山千春に涙した。
若い時分に、「失恋の意味」と「感動」を与えてくれたたくさんのものよ!
「ありがとう!」


是非、「友情」を読んで、胸の痛みを疑似体験してほしい。

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