KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

平成回顧②

2019年04月21日 | 社長のことば
私はこれから
どうなっていくのだろう。

眠れない日が続きました。

返済できなくなれば
私は路頭に迷う。

妻や子供にも
辛い思いをさせてしまう。

保証人になってもらった
父親にも迷惑をかける。

そもそも
30そこそこの若造に

億を超える借財など
無理だったんだ。

どんどん悲観的になり
半分ノイローゼ状態。

憔悴しきった私を
ある日、見かねた父が

「健三。どうした?」と
声をかけて下さいました。

私は
弱音を吐くことなど
あまりありませんが

さすがにこの時は

思うまま
泣き言を並べました。

父はそれを黙って
聞いていましたが

私の話が
終わるころを見計らって

こう言いました。

心配するな。
命まではとられない。


あぁぁ。そうかぁ。

このひとことで
私の頭上にあった
大きな岩が

ガラガラと
崩れ落ちるのが
わかりました。

心配しても
先の事はどうなるか
誰にもわからない。

そんなこと
くよくよ思い悩んでも
何にも始まらない。

時にまかせて。

目前に誠意を込めるべし。

しばらくしてバブル崩壊。

利率も下がって
借金が減り始めました。

心配するな。
命まではとられない。


父の言葉に救われた

私の身体を貫く言霊

私の30年。

平成も残りわずかです。kyokukenzo

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