第二次世界大戦で日本が敗戦した年の冬の出来事です。


日本はGHQ総司令官のマッカーサーさんに、食糧難を説明し、「あと４５０トンの食料がなければ餓死者が出る」と伝えました。


それを受けてアメリカは、７０トンの食料を日本に届けました。


４５０トンにたいして７０トン。


このままでは餓死者が出てしまう・・・と思いきや、餓死者は出なかったそうです。


その報告を聞いてマッカーサーさんは、当時の首相「吉田茂」さんを問い詰めました。


「話が違うじゃないか！４５０トンないと餓死者が出ると言っていたのに、これはどういうことだ！」


きっとこんな感じで問い詰めたと思います。


それに対して吉田茂さん。


「それは当然の結果です。わが国の統計がそんなに正確なら、あんな戦争を始めてませんし、たとえ始めたとしても負けてませんよ」


この言葉にマッカーサーは笑い、その後は関係を良くしていったそうです。


時に愛嬌やユーモアは、困難をも乗り越える力があるということですね♪




「私が会った偉大な人物は、例外なく次のような特性を身につけていました。それは愛想がよく、親切でユーモアがあって、愛情深く、非常にものわかりがよいということです」 by J・マーフィー（アメリカの教育家・牧師）