銅版画家、深沢幸雄の素敵な表紙絵、 『柔かい月』 イタロ・カルヴィーノ著 早川書房。

先日、実家に立ち寄った際に、学生の頃?から置いたままの本を何冊か持って帰りました。

 

1985年発行の雑誌 『幻想文学』第10号、幻想文学会出版局発行。 特集・[石の花・石の夢] 鉱物幻想の世界。

当時、しっかり読まなかったのか、たぶんすっかり忘れてしまったのか、改めて楽しく眺めました。

 

●作品復刻では、稲垣足穂の「水晶物語」、ジョン・ラスキンの「結晶の気変り」が掲載。

●ブックガイド・鉱物幻想100景」では、鉱物イメージがあらわれる幻想文学が、100冊?100作品?、

対談の形で紹介されていました。

 

その中に『柔かい月』に所収されている「結晶」も。

 

『魔法の国の旅人』所収の「大きなダイヤモンド」。

同じ作者、ロード・ダンセイニの『魔法使いの弟子』は、萩尾望都の表紙絵なので、当時表紙買いしたもの・・。

 

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」も、読み返したくなりました。

 

100景の中で、その他の気になる作品。

日野 啓三 『夢を走る』所収の「石の花」。

 

リチャード・ヒューズ『クモの宮殿』所収の「魔法のガラス」、「ガラス玉の中の国」。

 

佐藤さとる『机の上の仙人―机上庵志異 』   所収の  「石持の長者」。                    

 

「タイヤモンドのレンズ」。