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映画「凪待ち」 再生のカケラ。。

2019-07-09 11:11:15 | 映画

2019年
稲垣吾郎主演「半世界」、草彅剛「まく子」、
そして6月下旬に香取慎吾主演「凪待ち」が公開に。

映画館は老若男女入り乱れ、SMAPファンの層の厚さを感じた。
ただ
「凪待ち」だけは他の二作品とは、
ビフォーアフターのように反応が全く違っていた。

映画が終わり退場する観客は、口を閉ざしたまま。
あーだこーだ、、と論じることの出来ない作品だった。

ギャンブル依存症の男が、出口のない底なし沼にハマり、
人生を、信頼を、愛する人を失ってしまう闇の世界に取り込まれていく。

闇の世界に取り込まれた者には、嘘や騙し打ちが止めを刺すように襲い掛かる。
どん底でもがく気力も失せ、狂気と心の歪みが一人の男を、
そして、観る者の精神までも圧し潰す。
サイテーに薄汚れていく主人公の心を、観客は受け止めきれずにいる。

そんな映画が「凪待ち」だった。

観終わってからも、何がテーマだったのか、、
私自身、すっかり混乱してしまった。
が、
一つだけ、強く感じたのは、
主人公/木野本郁男(香取慎吾)の狂気が、
郁男自身の視点で描かれているため、大きな負のエネルギーに圧倒され、
共感出来ない、、

なのに
歯の隙間からも、
目を背けても、
耳を塞いでも
こじ開けて侵入する負のエネルギー。。

ここまで観る側をヘトヘトにさせるのは、、なぜ?と。


◇再生のカケラ。。。凪待ち◇


日々、私たちの周りでは、予想だにしない事件が起きている。
見知らぬ人を巻き込んでの殺傷事件や、恨みへの復讐。

そこには、
パラサイト的な環境に逃げ込んだ人たちが、病んでいる現実がある。

「凪待ち」の木野本郁男は、パラサイト男だが優しさが根っこに残っていた。
ギャンブル依存症に浸食されながらも、
その部分が、かろうじて彼を人として支えていた。

優しさとは漠然とした言葉だけど、日向のような匂いと健やかさなんだと思う。
郁男が「凪待ち」で紙一重の狂気の境界線から、再生へと踏み出せたのは、
再生のカケラとして優しさが残っていたからだ。。と

役者としての香取慎吾は、息苦しくなるほど観る側に迫り、混乱させた。
ううーーーー
なんなんだ・・・・と思いながら観たエンドロールは、
東日本大震災の爪痕を遺す海底だった。

誰もが言葉もなく、退場していく様は、白石和彌監督の思う壺だったのかもしれない。。





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