「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

《ビートルズを語る》 54年前の今日「ビートルズの日本公演」がスタートしたんだ!

2020-06-30 13:51:01 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

1966年の、まさに今日(6月30日)
ビートルズの日本における初ライブが
「日本武道館」にて行われた。

前日の夜中3時39分に羽田空港到着。
その翌日「6月30日」19時35分から
「伝説の日本公演」
その第1回目のステージが行われたんだ!
もう54年も前のお話だがね。

ちなみに7月1日と2日は
「昼の部」「夜の部」と2公演を決行!
3日の朝には早々と日本を経ち
彼らが「ライブからの引退」を考える
そんな出来事が起こる
問題のフィリピン公演へ・・・

さて、日本滞在中の彼らだが
ホテルの外へは一歩も出れず
(ジョンとポールは別々に僅かな時間だが外に出た)
全5公演をコナス!
って、本当にメチャクチャなほど、
超ハードスケジュールだったんだよねぇ。

今では残された「2公演」の映像も有名だが
実はビートルズの「カラーLIVE映像」って
「Shea!」と「この2公演」だけなのです!
「全3公演」しか、カラー映像は無い!
そのうちの1つが30日の公演を収めたもになる。

筆者の幼少期には正規盤で
「ザ・ビートルズ・武道館コンサート」
というタイトルにて、堂々と
VapからVHSで出されていたのだが・・・
現在は正規発売はされておりません。

ちなみにこのVHS
パッケージは2種類あり
・84年発売のオリジナル盤(VAP66701)
では
「階段に座る4人のフォト」
を使用し
・93年の再発盤(VPVR60676)
では
「日本公演のステージ写真」
を使用しております。

どちらもビートルズのヘヴィコレクターたちには
「ぜひ欲しい!」
そんな逸品でございましょう。

ちなみに筆者は?と申しますと
「VHSはコレクト対象ではございません」ので
この日の模様は、やっぱり盤で聴きます!

まあ、この日のソースは
無数にブートレッグでも出ておるところ・・・
あえて超アナログ感の漂う70年代盤で聴く!
「TAKRL/1900」で、どうだ!(写真参照)
しかも「カット・オフ・シールド」盤!

そう!「TMOQ」と共に、
70年代~80年代に活動した
老舗ブートレガー(海賊盤業者)
The Amazing Kornyfone Record Label
の略称だ!

もちろん幼少期から
映像でも腐るほど観て
聴いている音源なのだが
今でもこの
「アナログブートのグルーヴィーさ」
がダントツで一番だ!


それこそ、ワイルドでタイトで
「これぞ、ライブ・バンド!」
と思える音が素晴らしい。

ちなみに「TAKRL」盤は
とても貴重な「TMOQ」盤よりも
流通量が断然多く、
今でも良いコンディションの盤が
割と簡単に入手可能なのだが
「盤質にバラツキが多い」ので要注意だ。

ココで筆者が言う盤質とは
盤の傷やスレのコトではなく
「プレス自体のお話」であり
この「プレス状態にバラツキが有る」
という意味でR。

では、「なぜこんな事が起こるのか?」
答えは簡単。コレは摘発を逃れる為に
各地のプレス工場に委託した結果で
終いには日本プレスまで出たくらいである。

ちなみに66年当時
日本TVにて放送された映像は
「7月1日の昼公演」となるのだが
もちろんソチラもTVソースからの
アナログ・ブートが豊富で
見つけたら即購入をオススメする!

54年前の「ビートルズ来日公演」を
「アナログ・ブートで聴く贅沢・・・」
うーむ。
コレだから結論を言うと
「ヴァイナル!」
ってなるんだよなぁ。

余談だが写真の「TAKRL」盤は
ピンク紙によるスリックカバー!
しかし、この地紙色はバリエーションが多く、
「各種カラフルな地紙、全てを集める!」
という「無意味な偉業」を目差すマニアも多い。

「嗚呼、ビートルズって怖い・・・」

皆様、私が「VHSを集めない理由」
もうお分かりでしょう。

《 編集長「Mash」筆 》



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