「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

《 しりとり名曲大全集 》 ( 第2回 ) 「ユー・アンド・アイ 」(EW&F) Text by ハウリン・メガネ

2020-07-29 12:28:30 | 編集長と副編集長の名曲紹介「しりとり名曲大全集」

ハッハッハ!
編集長!「ユ」で来ましたか!
「youなんちゃら」やら「yourかんちゃら」やら
「ユ」始まりってのは
『この名曲しりとり』のお題としては
「ご祝儀Word」みたいなもんですよ!(笑)
OK!それじゃぁ、行ってみよう!

Earth Wind &Fire  「You & I 」

皆、アースはお好き?

アースの話をする人と私も久しく遭遇しないが、
ディスコ世代の「おとっつぁん」「おっかさん世代」
の方と音楽の話しをすると必ず名前の挙がるこのバンド。

名ジャズ・ピアニスト「ラムゼイ・ルイス」のトリオで
ドラムを務めた経歴を持つ「モーリス・ホワイト」
(プロデューサー兼ボーカル兼パーカッション兼カリンバ兼…
肩書多いな!うちの編集長か!)
をリーダーに「モーリス」の弟で、
ステージではクレーンに吊り上げられて宙を舞う名ベーシスト
「ヴァーダイン・ホワイト」
ファンク業界でシックの「ナイル・ロジャース」と
一二を争うカッティングギターマスター
「アル・マッケイ」
そして「モーリス」のワイルドな歌に対し、
メロウなファルセットを武器に素晴らしいコンビネーションを魅せる
そんな、もう一人のボーカリスト
「フィリップ・ベイリー」!

彼らを中心にホーン・セクションやシンセサウンドを
曲に応じて縦横無尽に使いこなす、
「ビートルズ以降の方法論」を導入した
ブラックミュージックの一つの到達点といえる彼ら。
代表曲の『September』こそテレビなんかでも使われることが多いので、
さすがにみな聴いたことがあるだろうが、
意外とそれ以外の曲は聴かれていないんじゃなかろうか。

アルバム『黙示録(I Am)』
のB面最後に収録されているこの曲は
この時期「アースお得意のポップなファンクバラード」。
切れのあるホーンで始まり、アッパーに行くかと思わせつつ、
すとん、と勢いを落とし、タイトでシンプルなリズムへと移行。

シンプルながら「タメ」と「キメ」を見事に使いこなす
そんなバンド・サウンドに「モーリス」と「フィリップ」の歌が
絶妙に絡み合いながらサビでの二人の掛け合いで
「気持ちよぉ〜く」盛り上げる!

ベスト盤にも収録されていることはあるが、
ぜひアナログ盤でアルバム『黙示録』を買って聴いてほしいなぁ!
(『黙示録』の最後にさらっと流れるこの曲で〆られるのが大変気持ちイイ)

『名曲しりとり』だから
こちらではアルバムについて多くは語らないが、
他の曲も粒ぞろいで素晴らしいんだよ!
時代的に日本盤でも音はしっかりしているし、
当時売れていた為か、中古レコード屋でもちょっと掘れば
割とすぐ見つかるはずよ。
彼らの「ポップかつ、黒い音」は
ブラックミュージック入門としても抜群!

というわけで『名曲しりとり』次回のお題は
「ユー・アンド・ア"イ"」ということで「イ」です!

さあ、編集長!
「何を出してくるの!?」
またビートルズか!
はたまた、とんでもない隠し玉か!

こうご期待!

《 「ハウリンメガネ」 筆 》



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