狸と招き猫
確か162個ある札幌市の風景印(消印の一種)。
週に1回は郵便局に行かねば、と考えている今日この頃であります。
先日も郵便局めぐりをするため、中央国道(=国道12号=札幌江別通)を歩きました。
途中でちょっと疲れまして、「バーガーキング」にて休憩しました。
なんとか体力も回復し、次の郵便局に行こうとお店を出たところで、「?」。
大きな動物のオブジェを発見しました。
近づいて見てみると、
狸と招き猫でありました。
こちらは建設資材の総合商社、株式会社クワザワの本社ビルの駐車場(札幌市白石区)。
狸の置物はクワザワの創業者である桑澤清氏が、
昭和10年に札幌市内の工芸品作りの達人、柴崎長治氏に依頼して製作されたもので、
この狸のお陰で「狸がいる㋝タイル煉瓦問屋」と評判になったそうです。
招き猫は、やはり桑沢清氏が昭和18年、常滑市の大正製陶所に依頼して制作されたもの。
本社ビルが移転した時も、こちらの狸と招き猫は一緒にトラックに乗って引越しました。
平成30年に本社ビルの建替えにあたり、こちらの置物もお化粧直しをし、
守り神として現在の場所に鎮座することとなりました。
ちなみにクワザワさんのマスコット「たんたん」はこちらの狸がモチーフになっているとのことです。
創業当時から大事にされてきた置物を拝見して、なんだか温かい気持ちになりまして、
クワザワさんの益々の発展を願うのでありました。
この日はとても良い1日となりました。
参考資料
- 株式会社クワザワ本社ビル駐車場に設置された説明板