前回の更新が1年以上前とは……。気が付けば、恐ろしく時間が経過してしまった。

考えてみれば、普段の思い付きとして書き始めたこの雑記、以前は週3回程度の間隔で更新していたのだから、当時はそれなりに余裕があったのかと思う。

【余裕】……あせらず、ゆったりしていること

まぁ、当時もそれなりには焦りもあり、ゆったりとできない場面も少なくはなかったとは思うが、当時は結構いろんなことに手を出しつつ仕事もしていたのだから、いい意味で手を抜きつつ、あれやこれやをこなしていたんだろう。20数年続けてきた仕事なら、集中しないといけない場面と多少手を抜ける場面が何となくというか経験的に判るものだ。

と思えば、この一年間は確かに余裕がなかった。

店を開け、店を閉め、仕入に走り、お客様に覚えてもらえるようにと努めて店に立ち、出前先を拡げるため、近隣市町村の会社の門を叩き、また給料や各種支払に気を配り、店休日には溜まった事務処理、とほぼ休みという休みもないまま一年が経ち、ようやく気持ち的に、あくまでも気持ち的な部分に余裕の兆しらしきものが見えてきたと思っていたのに、コロナ。いや、……思っていたのに、これだ。
思わず口をついて出てしまうほど、このコロナという言葉を聞かない日はない。昨年末辺りまでなら、コロナと言えば、ビールか車か石油ストーブか、といずれも特に悪いイメージを持つこともなかったが、それも一変してしまった。

未だ衰える兆しもなく、その勢力に立ち向かえる兆しもまだ見えてこない中、良くない影響だけがどんどん広がっている。経済など直接的な影響はもちろんのこと、愚痴や誰かの責任を問いたがる意見ばかりが目立ったり、あげく極端な考えの勢力とか、治安への不安とか、心を病む人たちの増加とか、これからさらに影響が広がるかもしれないと思うと悲しい状況だ。ちなみに、小生周辺でも元々予定していた娘の結婚式も延期せざるを得なくなり、その報せを受けてか病床にあった娘の相方の祖母が亡くなり、その葬式から帰った夜にはお店に泥棒に入られと、小生の周りは周りでいろいろとあり過ぎ、この1~2週間が個人的にも目まぐるし過ぎて、取り戻しかけていた余裕という奴がまた少し遠くに離れてしまったようだ。

とはいえ、愚痴を言ったところで、誰かのせいにしたところで、どうとなるわけでもなく、ましてや自分や周囲の気持ちが和やかになるわけもない。先方のお婆様が先方の親族との引き合わせをしてくれ、またお店に置いていた釣銭という現金によって店が荒らされずに済んだのかもしれない、と見えにくい中での光を少しでも見出しつつ、とりあえず自分にできることをできる範囲で、できれば周囲がプラスになるようなことを、粛々とこなしていくことが必要なんだろうと思う。

「ほな、お前にできることはなんやねん?」

と問われたら……、仕事は当然のこと、「そうやねぇ、何かしらホッとできるような和めるような雰囲気を醸し出せることかしら?」

というわけで、以前のように久々に文章に取り組みたいと思っているところであります。ボチボチではありますが。