2019夏旅 ⑦平湯温泉 もずも | Junks+ Ⅱ

テーマ:

国特別名勝および特別天然記念物に指定されている初めての上高地と、

昨年に続いて2回目の3,000m峰を楽しんできた2019年夏旅の備忘録。

 

①行くぜ、上高地。

②上高地 [ 大正池→河童橋 ]

③上高地アルペンホテル

④上高地アルペンホテルの食事と朝の上高地

⑤上高地 [ 河童橋→明神 ]

⑥上高地 [ 明神→河童橋 ]

⑦平湯温泉 もずも

⑧もずも 夕食/朝食 その1

⑨乗鞍岳 3,026m

⑩もずも 夕食/朝食 その2

⑪そばきり みよ田

 

 

2019年8月13日(火)

 

上高地からのバスで平湯バスターミナル(BT)に到着。

 

平湯BTは、レストランや土産物屋などもあるアルプス街道平湯に併設されていて、

奥飛騨温泉郷*を始め松本・高山・乗鞍・富山などへの中継基地でもあります。

 

*奥飛騨温泉郷=平湯・福地・ 新平湯・栃尾・新穂高

 

このアルプス街道平湯の売店で、宿で飲むためのビールや高山の地酒などを買い込み、

いそいそと宿にむかって歩き始めます。

 

 

 

平湯BTから2・3分歩くと、酒屋らしき「つるや商店」が開いているのを発見。

 

事前の口コミなどでは、宿の周りにはコンビニはおろか店がない、と見たことで、

アルプス街道平湯でアルコールを買い込んだのに、と思いながらお邪魔してみると。

 

アルプス街道平湯の売店より・・・安いじゃん。 _| ̄|○

 

それより何より、地元の人なのか観光客なのか店先でゆで卵を食べている人が多くて、

名物なのか気になりながら「いい店みっけ」とお得気分で店をあとにしました。

 

 

 

そして、平湯BTから小道などを5・6分歩いて、2泊を予定している宿に到着。

 

 

奥飛騨温泉郷/平湯温泉 もずも

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯579-1
0578-89-2020

 

今回の夏旅では、上高地アルペンホテルはすぐに決めたものの、

温泉にも入りたくて奥飛騨温泉郷の宿を色々と検討した中で。

 

福地温泉と新平湯温泉のそれぞれ1軒ずつの宿も候補にあげたけれど、

乗車時間は10・15分ながら平湯温泉での乗り換えが必要なことに二の足を踏み。

 

平湯温泉郷で探していると、10室のこじんまりした宿ながら、

全室に自家源泉かけ流しの露天風呂が付いていたり飛騨牛の料理が評判なうえに。

 

1泊目の上高地アルペンホテルよりも宿泊料金が安い、というコスパに優れていたので、

4月中旬に夏休みの予約が開始されると同時に予約を入れた次第で。

 

ただ、口コミでは絶賛する声とともにマイナス点をあげる声も多々見かけていて、

どっちに転ぶか迷いはありながら。

 

仮にそうだとしてもボクらにとってはたいしたことではなさそうだし、

何より客室の雰囲気がボクらの好みにピッタリだったので決めてみたところ。

 

果たして、上高地を離れたくなかったカミさんでさえ、

「もずも、スゴくいいじゃない!」と大ファンになるまでそれほど時間はかかりませんでした(笑)

 

 

 

 

 

 

いざ玄関から入ろうとすると、自動ドアが開くときのガラガラという音を聞きつけたのか、

女性スタッフが素早く出てきて出迎えてくれて。

 

その後も見ていると、フロントは無人な時がありながら、

ちょこちょこスタッフは行き来していたりして不便はまったくありませんでした。

 

 

 

フロント横の琉球畳が敷かれたロビーでチェックイン。

まだ早い時間だからか、冷房が効いていて気持ち良い館内は静かです。

 

 

 

チェックイン時にお茶請けがない、という口コミもあったけど、

お茶(ドリンク)だけの宿も全然珍しくないし。

 

それより、暑い中を歩いてきて冷たい緑茶の美味しかったことと言ったら。

 

 

 

高地アルペンホテルには冷房設備がなかったので、当たり前のように効いている冷房が有難い。
時季的にはオープンデッキも気持ち良さそうながら、1度も出なかったけれど。

 

 

 

翌日気が付いた玄関横にある下駄箱は、各部屋ごとに分かれています。
それなので、散歩などで使うたびに部屋から持ってきたビーサンも放り込んでおいたり。

 

 

 

いたってシンプルな館内は売店や土産物スペースなどはなく、
フロント前に観光案内のパンフレットなどが置かれているスペースのみ。

 

こういう商売っ気がない宿・・・けっこう好きです。

 

 

 

 

 

「一息つかれたらお声がけください」と出された冷茶で喉を潤し、
そろそろ行こうかとスタッフに声をかけると先導してくれた部屋が「小梨」。


数時間前の上高地で気に入った小梨と少なからずの縁を感じたりして。

 

 

 

 

 

案内してくれた女性スタッフから説明をうけると、改めておじゃまします。

 

 

 

踏み込みには冷蔵庫やお茶セット。

カプセル式コーヒーメーカーもあり、朝食後にモーニングコーヒーをいただきました。

 

 

 

 

もずもの部屋タイプは10畳+寝室(森羅)か8畳+寝室(縁壽)の2パターンのみで、
森羅は部屋食で縁壽は個室処での食事の違いがあり、ボクらは個室での食事をとって縁壽に。


ほどよく温度調整がされていた室内は綺麗に掃除されていて快適で、
広さもボクらにはちょうどイイ感じで。
 

浅めに座っても座椅子から座布団がズルズル滑らないように、
座椅子と座布団の間には滑り止めのテープが貼られていたりするお客さま目線対応。

 

テーブルのミネラルウォーターは無料で、毎日補充されます。

 

 

 

 

 

 

 

和室のテーブルには灰皿が置かれていたので室内でも喫煙OKのようだけど、
空気清浄機があるとはいえ室内に匂いがつきそうなのでテラスを喫煙場所に指定。


ウッドチェアに座ってのんびりと煙を燻らす方が気兼ねもないし気持ちもいいし。

 

 

 

 

洗面所にはヘアドライヤーを始めとする一式が揃えられています。

 

上高地のあとなので念のため、と蛇口からの水に手をかざすも、

キンとする冷水ではなくいたってフツーの水温でした。当たり前だけど。

 

 

 

バスタオルは1人2枚ずつ、フェイスタオルとボディタオルは各1枚ずつ用意されています。

 

 

 

各部屋についている源泉かけ流しの露天風呂はテラスに直結していて、

窓の開閉により雪深い冬季から爽やかな夏季を通じて露天気分を味わうことができて。

 

泉質は鉄分を感じるとても良い湯で、滞在中は1日3回は身を沈めていました。

唯一のネックは、洗い場が狭いので湯船に泡が入ってしまわないよう気を使うこと(笑)

 

 

 

 

季節柄、滞在中は露天風呂の窓は開けっ放し。

 

やや茶褐色の温泉は、加水・加温・循環などなく湧出したままかけ流していて、

備え付けの柄杓での飲泉も可能です。

 

真夏なのに熱すぎることなく、最高でした。

 

 

 

 

トイレは温水洗浄便座。

 

 

 

コットンパジャマと館内着の浴衣(靴下付き)も完備です。

パジャマの着心地がグッドでした。

 

 

 

 

宿泊可能年齢が20歳からということもあり、静かに温泉に浸かってのんびりするには絶好なうえに。

 

国立公園の森の中なのにあまり虫がいなくて(たまに部屋内で見かけるとキャッチ&リリース)、

夏の夜でもテラスでまったりできるのが個人的には気に入ったことであったり。

 

素っ気ないという口コミを見かけたスタッフの皆さんも、過剰な接待はないものの、

フレンドリーで気配りあるし全然OKじゃん、というのが我が家の感想でした。

 

 

 

そんなこんなのもずもの良さは、料理にもあり。

 

・・・な感じで続きます。

 

 

Mahalo