熱海駅を拠点に玄岳を歩いてきた先日。
久しぶりだしせっかくの熱海だし、といつもなら山頂でいただくランチを我慢して、
下山後に熱海駅へ戻ってきてからランチをとることに。
そんな熱海飯は、海鮮系をはじめ洋食やラーメンなどの店をいくつかピックアップしておいた中で、
「やっぱり熱海だから海鮮が食べたい」というカミさんリクエストに応えて和食処へ行くことにして。
和食の候補店の場所を探す前に、
駅前の「平和通り名店街」が気になってパトロールを敢行。
観光客が激減して苦境に陥ったものの、熱海市などの努力が実ってV字回復を遂げて、
熱海駅前や名店街が観光客で溢れ返っていたのに驚きながら何気に嬉しかったり。
何より、ウチの近所にはこのようなアーケード商店街がないもんで、
色んな店舗を冷やかしながらブラブラするのが楽しかったぁ。
そんな名店街の中でも、ひときわお客さんが多かったのが伊勢「まる天」。
新鮮な魚介を使った磯揚げに大行列です。
熱海名物の1つでもある干物は、見るからに絶対美味しいやつで。
ということで、熱海土産はお約束の金目鯛とアジの干物にしました。
この名店街は時間をかけてジックリ見る価値あるね、と歩いていると、
思いがけずにランチ候補にしていた店を見つけてラッキー、と喜びながら入店。
1階の干物屋さんが運営していて食事処は2階になるので、エレベータか階段で。
和食処 こばやし
静岡県熱海市田原本町3-8 磯也ひもの店2階
0557-81-1686
1階から2階へと続く階段にも椅子が置かれていて、人気が伺えたものの。
店先や2階などにビーサンNGなどドレスコードや注意書きが貼ってあり、
なんか面倒臭そうかもと実はちょっとだけ躊躇していたり(笑)
2階は20席とそれほど広くないとはいえ、14時半を過ぎていたにもかかわらず満席で、
店内の椅子に座りながら待つ間に何をいただこうかメニューを覗き込んで。
目玉である数量限定「夢ちらし寿司(海鮮丼)」を始めとする丼物が売り切れの中、
定番以外にも「本日のおすすめ」の寒ぶり大根定食などにも目移り。
15分ほどの待ちで広々とした4人席テーブルに案内されて定食を発注すると、
ほどなく運ばれてきた香の物とのりくらげ(小付)をアテに下山祝いのビールを飲みながら待ちます。
初めてののりくらげ、磯の香りとくらげのコリコリ感がめちゃ美味い。
続いて、同じく定食についている炊き合わせ。
ほどよい味付けでビールに合って美味しいんだけど、
これだけでお腹が一杯になりそうでセーブしながら。
この間も来店客が途切れることがなく、常に待ちが入っています。
10分ほどで登場したカミさんのメインは伊豆半島といえば、の金目鯛煮付定食。
ふわふわの身と良い塩梅の煮汁とのハーモニーが絶妙なうえに。
「煮汁をご飯にかけても美味しいですよ」と陶製レンゲも置いてくれたので、
お言葉に甘えて煮汁をかけていただいてみると・・・絶品で。
今度熱海に来たら、また「こばやし」が良い!とカミさんは大満足な様子でした。
そしてボクが発注したのは、駿河路鮮魚盛合せ定食。
メニューには「活きあじ、まぐろ、かんぱち、甘海老」と書かれていたので4種盛かと思ったら、
真あじは刺身と酢じめの2種や甘海老に隠れてボタン海老もあったり生しらすや蛸・いかなど9・10種。
「東京で食べたら倍はするよね」とカミさんが驚いたコスパの良さに度肝を抜かれながらいただくと、
新鮮魚介が美味しくないわけがなく舌鼓を打ちっぱなしで。
ちなみに、スタッフは明るくて気さくで、全然面倒くさくありませんでした(笑)
さすが人気店だけあるね、と満腹満足で「こばやし」を後にして名店街を熱海駅方面に歩くと、
数人が溜まっていたのが福福の湯。
「福福の湯に手を浸して温泉の暖かさを感じて幸せになってください」という手湯で、
40℃に調整しているというので手を浸してみると思ったより熱くて1度手を引っ込めたり。
身も心もホッコリしながら「お湯掛けて夢が叶って幸せに」と書かれた夢掛け地蔵さんに、
お湯を掛けたり頭をナデたりしていると一瞬で7・8組の行列ができていて「お待たせしました」と。
熱海駅まで戻り、名店街へ行く前に気になった天然温泉の足湯「家康の湯」に浸かろうとすると、
さっきまで大勢の人がいたのに誰もいなくて不思議に思いながら近寄ってみると。
16時までだったことを知らなかった家康の湯はすべて抜かれていて、
普通は夕方から浸かりたくなるんじゃん、と思ってはみても万事休すで。
次回は16時にまでに浸かるゾー!
・・・と、妙に熱海が楽しかった晩秋でした。
Mahalo