誰か止めて！！
こんにちは、カウンセラーの神谷です。
前回からの続きです。
Ｃさん
「そうですよね。30歳すぎて、どんな私になるか楽しみなんてなかなかないですよね。
以前の私はあきらめていました。
これが私だ！！！って受け入れるしかなかったですね。
どうしても、文句、不満しか頭に浮かばない感じでした。
それは、相手のせいであり私は悪くないという結論をつけていたのでなおさらですね。
それも、どうすることもできなかったから、自分を守っていたんだと思います。
まあ、母の真似でもありますけどね＾＾；
母も口を開けば文句、不満しかなく、いくら仲良さそうにしている長年の友達でも、
一緒にランチに言ってすごしただけで、家に帰ると私に不満ばかり言っていました。
だから、人は文句、不満は当たり前！が無意識に私の土台になり、その土台を基
にしていたんです。
こんなことわかりようがないです。
何もできない、わからない状態で生まれてきての、生き方を教えるのは、身近に
いる母であり、私にとってはなんでも知っているすごい人でした。
他の人と接していても、戻るのは家であり、その家では母がいつも文句、不満を
言っているのであれば、それが人に本来の姿であり本質だと思ってしまうのは
当たり前なんですね。
でも、母が人の代表なのかというと違いますね。
母も一人の人であり、完璧なんてありえないです。
確かに母は、母なりに懸命に生きているとは思いますが、私がそれを受け継が
なければいけない訳ではないです。
だからこそ、きちんと客観的に何を学んでしまって何を土台にしているかを見る
必要があるんだと思います。
それをしないと、受け継いでいき、私と同じように私の文句、不満を私の周りの人
はずっと聞かされ、不満顔、不満な身体言語を見ていくしかなくなります。
私は母を見ていてそれがずっと嫌でした。
いくら学校で楽しいことがあっても家に帰れば、どんよりした不満顔の母がいて、
「私は悪くない！！」といつも言っていて、「そうだね～」と言わないとそのうちその
矛先は私に向かってきて、私が文句のターゲットにされていました。
だから、学校から帰るとすぐに母の顔色を伺い、まず母の機嫌をとっていくしか
なかったですね。
そんなことを私の周りに課すなんてしたくはないです。
できるのならば、私で終わりにしたいですよね。
終わりにするには、向かい合ってまずは現状を知っていくしかないんです。
この向かい合うことって苦しいことだと思っていましたが、それは、人のせいばかり
にして文句、不満をいっていればいい世界からでればいいだけでした。
私は新しいことを学んでいき、新しい私になるので、真摯に謙虚に学ぼうとしていき
ました。
そうすると、できるようになること、いい結果がでることが多くなり、楽しくなっていき
ました。
そして、見えることが増えてきて、見えるので躓いたり、ぶつかったりする必要が
なくなるんですね。
見え始めただけで、そんな結果が出るということは、もっと、見えてくるとどんな感じに
なるんだろうとわくわくします。
先生の話すこと、視点を見ていると、まだまだ私では見えていないことでいい結果に
繋がることがたくさんありますし、私が話しても、もう少しこうしたらよくなるとか、まだまだ
根強い自動思考も教えてくれえます。
だから、私はまだまだ、変われることがわかりますね。
ここまで！！と決めて守りに入らなければどんどん成長できることが楽しくて仕方があり
ません♪」
Ｄさん
「そうですよね。向かい合うことは楽しいですよね。
でも、守りに入らなければの話になるんだと思います。
私はいつも私は悪くない！！！と生きてきてしまったので、すぐに守りに入ってしまって
いました。
そして、そんなことを言ったとしても、通じないことだらけだったので、投げ出してしまって
いました。
少しだけでもできると大仕事であり、大仕事をやったんだから、それを認められないと
大げさに反応してしまい、自分ではコントロールができなくなってしまっていました。
そして逃げ出してしまい、あとから後悔し、でも後戻りはできず、開き直るしかないを
繰り返してきました。
そういうことは自分だけでは、どうすることもできず同じことを繰り返していくしかなか
ったですね。
そして自分がいられる場所がどんどん狭まっていっていました＾＾；
友人関係も長く続かず、恋愛もすぐに相手と揉めていましたね。
仕事も、長く続かないので、人間関係がなるべくない仕事を選んでいました。
それでも問題を起していたんですから、あきれますよね。
何とかしたいと思いつつも、どうすることもできず、だから開き直るしかなく、
でも、うまくいかないことが多いのでイライラしていたんだと思います。
そのイライラを正当化したくて、身近にいる立場の弱い人や、何も言わない優しい人に
対してどうでもいいようなことを拾い上げイチャモンをつけてその人のせいにして、自分
を成り立たせていました。
そして、私自身はなるべく新しいことはしないで、誰かに何かを言われないように
自分ができることは、大げさにしてこんなに大変なことをやっているんだと主張ばかり
していました。
誰か止めて！！って心の奥底では思っていたかもしれませんが、残念ながら、そんな私
の顔色を見て機嫌を取る人しか付き合わない私の願いは叶わなかったです。
本当にたまたまここに来られたんだと思います。
きっかけは、カウンセラーになりたかったことでした。
それで、いろいろ探していくうちにここに出会ったんです。
ここは、他の学校と様子が違っていました。
それまでいっていた学校は、一方的に聞く講座で心理学とか、講師の経験談を聞くこと
が中心でありそれを覚えていき、言えれば、書ければＯＫでした。
でも、ここは話をきき、私が思ったことを話し、私自身がどのように捉えるのかまで
知ろうとしてしてくれ、それが良いか悪いかではなく、それだとどういう結果になるかを
一緒に見てくれました。
私が今まで慣れ親しんだ私の意見、あなたの意見ではなく、その意見で突き進むと
どういう結果になるかを一緒に考えてくれました。
どういう結果になるかも、複雑ではなく、シンプルでわかりやすかったですね。
それに、私がこれまで出してきた結果を基に一緒に見てくれました。
それを見ると、同じことを繰り返してきたこともわかりました。
私の捉え方の癖、考え方の癖で、同じことを繰り返し、それがいい結果のでることで
あればいいのですが、そうではない結果の出ていることが多かったのが問題だった
んだとわかりました。
なにが正しいのかではなく、どういう結果が出たのか？出るのかを見ていくことが大切
なんだと知ることができました。
今までの私は正否、勝ち負け、良いか悪いかばかりでしたので、いい結果を掴みとる
ことができなかったんだと思います。
ここで一緒に考えていくうちに、自然に結果を見られるようになってきたんだと思います。
こういうことも繰り返しで身につけていけるんですね。
そうすると、自分の意見を守る必要がなくなってきました。
それも、私はそうするしか選択肢がなかったんだとわかりました。
話すこと、一緒に考えてもらうこと、そして、各自の意見ではなくその上でも結果を見る
ことができる場所に入られたから自然に身についてきたんだと思います。
私もこんな場所を提供できる人になりたいです♪」
このように話は続いていきますが、
この続きはまた次回させていただきます。
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