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ラジオで面白い本の話を聞きまして。
その名も「さわるめいろ」

目の不自由な方も、晴眼者(視覚障害のない方)も一緒に楽しめる迷路の本なんです。
この本の話を聞いたのはこの番組。



日曜日朝に放送されている番組なんですが、2020年11月29日放送分で紹介されてたんです。
冒頭の写真で説明すると、この本、迷路なんですが、ワタシを含めて晴眼者がよく見る(「==」のような通路が続いてるような)迷路ではなく、
「……」という感じの点字をたどっていくんです。
「そんなの簡単じゃん」なんて思われそうなんですが、晴眼者には視覚情報が邪魔をするんです。
表紙も迷路になってるんですが、この「□」の中に点字が書いてある辺と書いてない、つまりツルツルの辺があるから晴眼者にとっては逆に難しかったりするあたりも楽しいですよね

書店で手に入れるには田舎だと難しいかなぁ……と思ったんで図書館にあるか探してみました。



地元の図書館にあるじゃないですか!!!
ってことで行ってみて体験した感想が「視覚情報が邪魔しちゃってすんなり進めない💦」でした

ちょっと触ってみたい、って方はカーリルで検索してみるといいかも知れませんね。

他にも色々と点字図書がありまして。
ちょっと懐かしかったのは
「しろくまちゃんのほっとけーき」

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コレを見てて改めて感じたのはこのイラストも点字、というか立体的に描いてあるんですけど、
視覚で見るワタシのような晴眼者と違って目の不自由な方はこのイラストを指で感じ取るわけです。
となると、何か物が重なったりしてしまうと認識しにくかったりするんでしょうね。
印刷してあるイラストと立体で表現してある凹凸でイラストが違ったりするんですよね。

文字で表現すると、フライパンでホットケーキをひっくり返すシーン、
イラストでは躍動感を出すためだと思うんですが、フライパンとホットケーキがくっついてるんですが、
指で凹凸を感じる目の不自由な方にとってはひとつのモノとして捉えてしまわないようにフライパンからとホットケーキの間にあえて隙間を作ってあるんです。
言葉で説明するならばホットケーキをフライパンから高く放り上げてひっくり返す感じでしょうか
そうするとホットケーキとフライパン、両方認識しやすくなりますからいいですよね。

(追記)
伝わってない気がして検索してみたらこのシーン、ありました。

「中面を見る」をチェックするとワタシが言いたいこと、分かってもらえるかも?
(追記ここまで)

しかし、文章だけで表現するには限界がありますね。
ぜひお近くの図書館で「点字絵本」一度ご覧になってみるのもいいかも知れませんね。
(あ、今日、月曜日はほとんどの図書館は休館日でしょうし、明日以降、ってことになるでしょうけどね)
新たな発見、あるかも知れませんよ。


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さわるめいろ 〔〔点字資料〕〕 (てんじつきさわるえほん) [ 村山純子 ]
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さわるめいろ(2) 〔〔点字資料〕〕 (てんじつきさわるえほん) [ 村山純子 ]
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さわるめいろ3 [ 村山 純子 ]
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