misty green and blue

Life is like an onion...

2019-03-24 | something


瀧を眺めているだけで心身が清められる気がする
その景観が評価され、その多くが名所となるのは、瀧の持つ不思議な浄化作用と無関係ではないだろう
罪や穢れを落とし自らを清らかにすることを目的とした瀧行が修行のひとつされるのも頷ける


千住博の描く瀧―
画業40余年の集大成とも言うべき、彼の瀧図―高野山金剛峯寺に奉納される襖絵<瀧図>を鑑賞した (21日)
彼の渾身の襖絵に、圧倒された

彼の代表的モチーフである瀧は、民族や国境、絵画のジャンル、時代の壁を超越して、全ての人々と繋がりたいとの思いを抱いていた時に出会ったと言う
1995年、ヴェネツィア・ビエンナーレで発表、東洋人初の名誉賞を受賞、世界的評価を得た瀧の絵『龍神Ⅰ・Ⅱ』と併せ、そごう美術館で開催中の『千住博展』を通じて、瀧のもつ神秘の力に深い感銘を受けた

正直、瀧図以外の作品にはあまり惹かれなかった
時間を忘れて、瀧図だけ眺めていられれば、充分だった


激しく、時に優しく、ほぼ垂直方向に落下する水の流れ―瀧
その水音さえもが聞こえてきそうな臨場感は、私に‘癒し’を齎した


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