赤毛・ノッポ・黒眼鏡・歯列矯正器の四拍子揃った、大阪在住の落ちこぼれ高校3年生・オケタニアザミ
数学が苦手で、パンクロックが好き
『ミュージック・ブレス・ユー!!』のアザミは、日常的にヘッドフォンを愛用していた
彼女にとって音楽は“(無気力でグダグダな自分が)自分でなくなることができる妄想”であり、救いだった
アザミとは真逆な行動だったが、気持ち的には同じだった
自信のなさから将来に対する展望がなく、焦っていた
だからこそ、少しでも興味が湧いたものは積極的に取り組んだ高校時代だった
多忙だった
けれども、空しかった
結局、目標が定まらないままエスカレーター式に短大へ進んだ
派遣先の雇止めにより、失業中の身となってから、早2ヶ月 ―
コロナ禍による不安はあるものの、社会との断絶は望んでいない
さりとてやりたい仕事が見つからないのが、現状だ
Wait & See ~リスク~ / 宇多田ヒカル
先日、久しぶりにアルバム『DISTANCE』を聴いた
片思いや失恋、倦怠期など全体的に‘距離感’が漂う選曲であることに、今頃気付いた
ジャケット写真を手掛けた紀里谷 和明と結婚するも、僅か数年で離婚 ―
思えば、暗示的なアルバムだった