水滴や露のしずくが玉のように丸くなった小さな円形、水玉
その水玉の大きさや間隔、配列の方法により多様な趣向が展開される、普遍的図柄の水玉模様
水玉模様で連想するのは、絵画や彫刻に水玉模様を反復させる手法を好む草間彌生とKarl Sandoval "Polka Dot" Custom Flying Vを愛用したRandy Rhoadsだ
しかしながら、私自身は水玉模様があまり好きではなかった
ポルカドットやピンドットなどにみる、その規則的な配置がつまらなかった
石鹸水をストローなどの先につけ、もう一方から軽く吹くとできる気泡、シャボン玉
吹き方によって大小さまざまな個数を作ることも出来、日光に当たると美しい色彩を見せ、空中を漂い浮かぶが、その寿命は短く儚い
シャボン玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
こわれて消えた
シャボン玉消えた
飛ばずに消えた
産まれてすぐに
こわれて消えた
風、風、吹くな
シャボン玉飛ばそ
その儚い美しさを作品に留めたYohji Yamamotoの大判水玉スカーフが、白眉
最早アクセサリーの域を超えたその存在感は、羽織るだけで気分が高揚する
春の訪れを告げる、シャボン玉
ようやく日中の気候は春めいてきたが、朝晩はまだ肌寒い
シャボン玉スカーフを颯爽と着こなす日が待ち遠しい