misty green and blue

Life is like an onion...

Rick and Cliff

2019-09-01 | cinema


人類初の月面有人着陸、ヒッピー文化、ベトナム平和会談―
時代の変革期にあった、1969年のハリウッドを舞台に、当時の映画やテレビ、音楽をふんだんに盛り込みつつ、新進女優シャロン・テートの殺人事件を題材として、落ち目のテレビ俳優リック・ダルトンと彼を支えるスタントマンのクリフ・ブースの苦悩と再生を巧みなストーリーテリングで描く、男の友情物語

ブラピとレオ様のW主演
ただ、それだけの理由で観たのだが、面白かった

架空の人物でありながら、その時代の空気を体現していた“存在感”に圧倒された

・伝説の武術家ブルース・リーとクリフが、撮影スタジオで因縁対決するシーン
・クリフと彼の愛犬ブランディが、トレーラーハウスで夕食を共にするシーン

Once Upon a Time in Hollywood <名犬ブランディ>編 
 

・リックの邸宅で思い思いに寛ぐ彼とクリフを襲ったマンソン・ファミリーの夜討ちシーン


とりわけ平穏な日常が、一点修羅場と化す終盤の数分間の映像 ― Vanilla FudgeのYou Keep Me Hangin' Onの醸し出す不気味さと相まって、当分悪夢に魘されそうだ

Deep PurpleのHushやSimon & GarfunkelのMrs. Robinsonなど、60年代の代表曲が随所に散りばめられているのも、印象深い


題材とされた「シャロン・テート殺人事件」についての予備知識がなくとも、リックとクリフの立場を超えた熱き友情を堪能することが出来ただけで、充分である

映画『Once Upon a Time in ...Hollywood』 Trailer 2 
 


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1 コメント

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追記 (micha*)
2019-09-16 12:09:53
前回通常版で鑑賞したが、最前列右端だったため ー つまりは、その座席しか空いてなかったため、映像面や音響面でやや不満が残った

たまたまIMAXによる上映を知り、思い切って再度鑑賞することにした
幸いやや前寄りのど真ん中が空席だった
2300円は正直高いと思ったが、ブラピに免じて?しぶしぶ受入れた

60年代の空気感が漂うこの作品に、そもそもデジタルは似合わないような気もしたが、音響に関しては概ね満足できた

レオに引けを取らないブラピの若々しさに、改めて感嘆、同時にレオの迫真の演技に驚嘆した
実は、この作品が初めての“レオ体験”だった

ちなみに、ブラピと忠犬ブランディの阿吽の呼吸も、この作品の見所のひとつだと思った

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