今では畑を見つける方が難しい東京23区内も、一昔前はいろいろな野菜が栽培されていたんですよね。
その「証拠」といいますか、江戸野菜についての説明資料などがある神社の例です。
境内に、「亀戸大根之碑」があります。今では幻の大根。この大根にこだわった料理屋さんもありますね。
今では繁華街の新宿も、トウガラシが盛んに栽培されていたんですね。さらにカボチャも。想像してみると面白いですよね。
花園神社界隈が唐辛子とカボチャなら、こちらはマクワウリ。「鳴子ウリ」として有名だったそうですよ。
武蔵野八幡宮【東京都武蔵野市吉祥寺東町】
花園神社の記事の写真と同様に、吉祥寺ウドについての説明書が境内に立てられています。
こちらは、品川ネギとカブ。
品川は江戸湾に面し、中世以来港町、宿場町として栄え、漁業や農業が盛んだったのだそうです。
ネギは天正年間、大阪からの入植者によってもたらされ、東京には江東区に初めに持ち込まれたのだとか。
1814年の「東海道宿村大概帳」には、品川ネギのほか、大井ニンジン、戸越タケノコが名産として載っているのだそうです。
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