THE ドラえもん展 OSAKA 2019
2017年に東京で開催された「THEドラえもん展」は、全国巡行の運びとなり、2018年にF先生の故郷である富山県高岡、次に名古屋、そして2019年7月12日より大阪会場での展示がスタートしました。
「THEドラえもん展」は、あなたのドラえもんを作ってください、というコンセプトで現代アーティストたちがドラえもんの世界観やキャラクター達と、アーティスト独自の感性との融合を表現する作品の展覧会です。
今回は、前回参加者の内からも5組参加しており、前回作品と今回作品を並べて展示されているので、それらを見比べて楽しむ事も出来ます。
村上隆
「あんなこといいな 出来たらいいな」
特大パネルで大迫力の作品です。彼の描くフラワーはひみつ道具のファンタグラスで見たタンポポを彷彿させますね。ユニクロとのコラボも大成功でユニクロTシャツを着たお客さんも複数見かけました。うちの子供も含めて。
右下:「ぼくと弟とドラえもんとの夏休み」(2002)
蜷川実花
「ドラちゃん1日デートの巻2017」
前回はパネルでの展示方法の他に、L判やチェキ写真などがアルバムに収められた形でしたが、今回はSNSの普及によりInstagramと並行して公開展示されるという手法がなんとも新しい。
右下:「ドラちゃん1日デートの巻」(2002)
福田美蘭
「波上群仙図」
前回は西洋美術モチーフから、今回は東洋美術モチーフ作品で参加です。
右下:「レンブラント-パレットを持つ自画像-」(2002)
奈良美智
「依然としてジャイアンにリボンをとられたままのドラミちゃん@真夜中」
おそらくこれからも返ってこないリボン。永遠に借りておかれるでしょう。
右上:「ジャイアンにリボンをとられたドラミちゃん」(2002)
梅佳代「私の家のドラえもんの写真」
「しずかちゃんの洞窟(へや)」
「OPTICAL APPARITION」
「静かな決意」
新魔界大冒険の悪魔の城と、そこへ向かう直前ののび太たち。パノラマ構図とおどろおどろしさがとてもカッコいいです。
ドラゲリータ
大阪会場での開催は9月23日(月・祝)、F先生のご命日まで。
坂本友由
「僕らはいつごろ大人になるんだろう」
表題はもちろん武田鉄矢の「少年期」の歌詞。小宇宙戦争のピリカ星で元の大きさに戻ったしずかちゃんです。実際の作品サイズも見上げるほど高さのある作品なので、ピリカ星人になった感覚になります。
近藤智美
「ときどきりくつにあわないことをするのが人間なのよ」
鉄人兵団の鏡面世界を基に、フェルメールなどを取り入れて絵画的かつ象徴的に描いた作品です。
増田セバスチャン
「さいごのウエポン」
可愛らしいカラフルさは平和、特大サイズ感は頼り甲斐や強さを感じます。世界の憂いを救う人類の最終兵器はまさにドラえもんでしょう。
映像作品の展示が基本的に撮影NGなので、会場で是非ご覧になっていただきたいです。おすすめは、
しりあがり寿
「万事解決!劣化防止スプレーの巻」
子供受け抜群の大爆笑アニメーション作品。
クワクボリョウタ
「LOST #9」
鉄道模型に取り付けたLEDで映し出す、動く影絵作品。ひみつ道具博物館の世界観に入り込みます。
また、大阪会場では「THEドラえもん展カフェ」もオープン。川崎の藤子・F・不二雄ミュージアムのカフェのような限定コラボメニューが楽しめます。
ドラえもんアイスどら焼き
会場販売のグッズも豊富でどれを買うか目移りしますが、私は以下をチョイスしました。
マイクロファイバータオル 坂本友由
缶バッジ 村上隆
缶バッジ 増田セバスチャン
「さいごのウエポン」マスコットキーホルダー 増田セバスチャン
公式図録
ラバーマスコット (会場限定ガチャ )
大阪会場での開催は9月23日(月・祝)、F先生のご命日まで。
次の開催は2020年、新潟です。