永井真理子 M’s Rock Tour 2019 神戸VARIT. | 藤子マニアのギター弾き

永井真理子 M’s Rock Tour 2019 神戸VARIT.

一昨年、音楽活動を再開した永井真理子さん。近場の神戸でライブする事が決まり、これに行かなければいつ行くのだと意を決し、10月25日初めて会いに行きました。

 
アニメYAWARA!の主題歌「ミラクルガール」で彼女の存在を知ったのが1989年。人生で初めて買ったCDアルバムは1990年発売の「キャッチボール」。そこからさかのぼるようにファーストアルバム「上機嫌」までの、アルバム全てを買って聞きまくり、“ミュージックスクエア”や“ポップスピリッツ”といった彼女がパーソナリティを務めるラジオ番組も毎週欠かさずチェックし、リリースされたCDは、確か1993年のシングル「We are OK!」までは全て、買って聞いていたと記憶しています。
 
アイドル不在と言われた時代、アイドルとは少し違うけれども思春期に憧れた女性シンガー。結婚に対するショックや、ギタリストである旦那さんの廣田コージ氏への嫉妬は少なからずありましたが、アルバム「OPEN ZOO」から音楽性がガラリと変わったのをきっかけに、彼女のドラマ出演、海外移住など動向は気にしつつも、一時期ほどの熱意からは次第に薄れていったのでした。そして私がよそ見をしている間に、彼女は音楽活動を休止していました。
 
休止中もブログの更新はたまにあり、近況などは時折知る事が出来ましたが、2017年に11年ぶりの音楽活動再開の発表とミニアルバム「Life is beautiful」のリリース。復活ラジオ特番で同タイトル曲を聞き、歳を重ねてこそ得られる熟成感と優しい音色がとても良いと感じました。自分の中でまた永井真理子熱がフツフツと再燃してきたのでした。小学校・中学校とこれでもかとCDを聴き込んでいましたが、当時はライブに行く小遣いも1人で行く自由もありません。約30年越しの念願を叶える事になります。
 
そして神戸公演。
今年の7月に出た最新アルバム「W」はあえて聞かずに行きました(ライブで初めて新鮮な感じで聴きたかったので)が、それ以外の曲は、ほぼほぼかつて聞き込んでいた曲で、歌詞もしっかり覚えており、一緒に歌えた事に、胸が熱くなりました。
 

神戸VARIT.はキャパシティ約350人で、オールスタンディング。チケットはソールドアウトでした。チケット整理番号順の入場で、会場はフラットな1階と2階に分かれていて、自分の整理番号は200番台中ばだったので、なるべく良いポジションに行こうとしましたが1階の後方中央がやっと。前の人の頭と頭の間からチラッチラッと覗き見える程度でした。それでも、憧れだった真理子さんが、ほんの数メートルの至近距離で歌う姿が見られるという事に、この上ない贅沢を味わった夜でした。
 
さらにライブ後に「物販立ちます!」と言って、帰りのお客さん一人ひとりに声かけ。小学校からファンだった事、初めて会いに来た事を緊張して伝えると、とても喜んでくださり、また来て下さいと握手もしていただき、感無量。その手がライブ終わりの為かまだ熱かったのが印象深かったでした。(ところがその後のTwitterで、体調を崩してライブ終わりに発熱していたと判明)
 
 
ツアーの全公演が終わったので、神戸公演でのセットリストを掲載しておきます。
 
23才
ハートをWASH!
ワイルドで行こう
3D Nightへおいで
私の中の勇気
スイッチ
日曜日が足りない
20時の流星群
うた
ZUTTO
ORANGE
White Communication -新しい絆-
Brand-New Way
Ready Steady Go!
LOVE MEAL
ROLLER COASTER -全力笑顔でPeaceしよう-
 
encore1
JUNGLE
僕らのBig Power
 
encore2
W
 
このツアーのタイトルにロックが入っているので、まさかバラードナンバーの「ZUTTO」がきけるとは嬉しい誤算でした。ただ、アンコール含め19曲、内7曲が最新アルバム曲。やっぱり予習していけば良かったかなぁとも考えます。
 
それにしても、気が付けばギタリストのCOZZiさんにかなりの声援を送っている自分がいて驚きました。永井真理子という歌手の多くの楽曲に酔狂した時代から時が経ち、自分も大人になり、妻帯者となり、親になりました。彼女をサポートするギタリストとして、また夫として、家族として支えているCOZZiさんもひっくるめて、これからは応援したいですね。
 
後半やや、めぞん一刻の五代君みたいな言い方になりましたが。
 
物販購入のTシャツと最新アルバム「W」