サントリーニに魅せられて・・・
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P.D.O.ナウサ スタディトリップおまけ



P.D.O.ナウサ スタディトリップでは
ワイナリーツアーだけでなく
歴史や自然にも触れることができました。

中でも古代マケドニアの覇者
アレクサンダー大王の
父王、フィリッポス2世の墓を
丸ごと博物館にしている
ヴェルギナの古代遺跡
歴史好きには堪らなかったです。

1970年代、古代マケドニアの都アイガイ

(現、ヴェルギナ)の地で

4つの墳墓が次々と発見されました。


内2つは未盗掘で見つかり

黄金の棺や夥しい数の副葬品から
フィリッポス2世と
アレクサンダー大王の息子の墓と
断定されたそうです。

↓博物館の入口

ここだけ見るととても地味ですが

4つの墳墓が丸ごと収められているので

中は驚くほど広くなっています。


館内は撮影禁止だったので
写真で紹介できないのが残念ですが
黄金の副葬品やモザイク画など
それはそれは豪華絢爛な展示品の数々は
実に見応えありました。

ギリシャ神話の一つ
冥界の王ハデスが豊穣の女神デメテルの娘
ペルセポネを拉致するモザイク壁画が
展示されていたんですが
緻密で動きや表情が本当に豊か!
なんと遠近法まで取り入れていて
紀元前5世紀に描かれたとは
到底考えられないと心底感動しました。

ガイドさん素晴らしい説明を
ありがとうございました!



また、標高の高いナウサから
さらに山の上にある森にも
連れて行ってもらいました。


山の清水が集まって
結構な水量の川になっています。


大きな木!
マイナスイオン吸い込むー!


アヒルもいるし


馬もいて

ここは周辺の町の

憩いの場になっているんですね。

たっぷり森林浴を堪能できました♪




ナウサの町にはお洒落なカフェも♡

ここの美味しいと評判のミックスジュースを

飲めなかったのが心残りです。。


これはもう一度行くしかないですね!


ワイン、人、文化、歴史

どれも魅力溢れるナウサ

本当に機会があれば

是非また訪れたいと思います。。


今回の素晴らしい旅を

日本からご一緒くださったお二人と

通訳のアスカさん

ドライバーのアレックスさん

そして繋げてくださったノスティミアさんに

心からの敬意と感謝をお伝えしたいと思います。

本当にありがとうございました。












ナウサ 人の魅力



ナウサレポート締め括りは

やはり「人」です。


ナウサのワイナリー、、

どこへ行っても

それはそれは素敵な笑顔で

温かく出迎えてくれました。



あるワイナリーでは、、

私たちはポントス人で

祖先はアナトリア半島黒海沿岸の

ポントスに住んでいた。

オスマン帝国やトルコ軍によって

この地に流れついたのだ。。

という話を聞きました。


ポンディア(ポントス人)の民族楽器

ポンディアキ・リラは

追われてきた彼らの歴史を物語るような

なんとも切ない音色でした。



ギリシャ人は殆どが

イコン(聖像画)を祀る

ギリシャ正教を信仰しています。

ギリシャ正教はカトリックにおける

教皇のような存在はなく

教会ごとに自治を持ち、独立しています。


教会ごとに聖人の名前がついていて

教会の名前を祝う

パニギリπανηγύρι)という

お祭りがあるそうで、、

たまたま最終日にヤナコホリの

アイギア パラスケビ(αγια παρασκευη)教会で

お祭りがあるから行かないかと

ワイナリーのオーナーファミリーが

お招きくださいました。


地元の人しか行かない

町の教会のお祭りなんて

こんな機会二度とないでしょう。

折角ですし敬意を表わす意味でも

日本の着物で参加させていただきました。

とても閑かな小さな町で

教会までの道はしんとして真っ暗

本当にお祭りなんてやってるの?

と不安になるくらいでしたが


教会の門をくぐると

こんなにどこにいたんですか!?

というくらい大勢の人で賑わっていました。

どこの国でもお祭りと聞けば

ワクワクするもの。

早くこの賑わいの中に入って行きたい〜

と思いますが

まずはお詣りが先です。


浄財を納めキャンドルを捧げて、、


教会の中に入ります。


聖人アイギア パラスケビの

イコンの前に進み、、

胸の前で上、下、右肩、左肩の順に

十字を切り(左右がカトリックと逆です)

イコンにキスをして祈ります。


その後パーティー会場へ。



地元の方たちと

ビールを飲んで、語って、踊って

触れ合って、、

本当に楽しい一夜でした。


思い切って踊りの輪にも参加!

(飛び跳ねてるだけでしたがあせる


ギリシャ内陸の小さな町で

日本人の着物姿はかなり注目されたようで

後日地元の新聞に載ったと

通訳の方が送ってきてくれました。

こちらがニュースサイトです

是非ご覧ください

 ⭐️


「海外で着物」を着ることで

現地の皆さんと

より近く、深く、理解し合えることを

実感したことでした。




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ナウサ 大地の魅力



ナウサワインの魅力は他にもあります。

P.D.O.ナウサ 以外のお酒も

少し紹介しますね。


こちらは殆どのワイナリーにあった

チプロ製造機

チプロ?

日本ではあまり聞かないですよね。

チプロはギリシャのお酒の種類名で

葡萄の果皮を原料に作られる

無色透明な蒸留酒です。

日本ではブランデーのカテゴリに入ります。

このチプロにアニスを入れたのが

ウゾの始まりと言われているそうですよ。



こちらのワイナリーは

自社の土地に植えた木から

松脂(松ヤニ)を採っています。

そう、ワインに松ヤニの香りをつけた

レツィーナを作っているのです。


昔はアンフォラ🏺という壺に

ワインを入れて保存していました。

アンフォラの口に蓋をする時に

接着剤として松ヤニが使われていて

それが何かのきっかけで

松ヤニの香りがワインに移り

『お!これ美味いやん』てことになり

レツィーナが生まれたのだそうです。

これも偶然の産物ですね。



そして今回の旅で

わたしが探し求めていたのが

日本では絶対手に入れることができない

クシノマヴロ100%のデザートワイン!

なぜ入手不可能かというと、、


デザートワインには通常のワインの

1.5倍以上の葡萄が必要なのだそうです。


効率が悪いので

ある程度大きな所帯でないと作れません。

今回訪ねたワイナリーも

作ってないところがありました。


しかもできたデザートワインは

自分たちとご近所でみんな飲んじゃうらしく

流通に出回ることは

ほぼないのだそうです。


非売品なのでエチケットも貼らず

手描きだったり、、


貼ってすらなかったり!

でもこれが

さっくり想像の上をいく完成度。

震えるほど美味しいんです!


こんな貴重なワインを

折角日本から来てくれたのだからと

快くお土産に持たせてくれました。

もう本当に感激です!

大切に飲ませていただきますね。

ありがとうございます。



後は、、泡!

クシノマヴロのスパークリングワイン

 ないのでしょうか!?


ありました!

1件だけ!

持ってるグラスの中身がそれです。

しかもこれ、今年初めてできた

まだどこにも出してない 初お目見え

100%クシノマヴロの

スパークリングワインです!


瓶内二次発酵、シャンパーニュ製法で

作られています。

これがワイナリーで出された時

わ、シャンパーニュだ!

と思ったほど。

このスパークリングワインは

来年以降日本にも入ってくるらしいですよ。

見つけたら即買い決定です!



P.D.O.ナウサのみならず

ナウサの大地は無限の可能性を

秘めておりました。。。


#Naoussa

#PDOnaoussa

#Xinomavro



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