歯医者さんのコロナ対策

 

先日歯医者さんへ行った。
地元の歯医者さんなのだけども、話好きなのか患者のことを思ってなのかいろいろなことを話してくれる。
今回は歯医者さんのコロナ対策についてであった。

 

曰く、ニュースで歯医者は感染リスクが高いといわれて頭にきたという。

 

上にリンクに全て書いてあるのだけども、新型コロナの有無に関わらず、普段から感染症対策はしているという。
確かに患者の口に手を突っ込んでの処置になるのでリスクはあるが、それはむしろ歯科医の側であり、マスクやゴム手袋など付けている歯科医側から患者へ感染するリスクはかなり低い。
あるとすれば患者が待合室で待っている時になるが、これは都会からの来客は極めて少ないど田舎の歯科医という特異な環境ではあるものの、感染は極めて起こりにくいと考えられる(それでも消毒等は行う)。
また、使用する器具については殺菌ではなく滅菌を行うという。
その手の知識に乏しいので、滅菌について聞いてみた。

 

個人的なイメージとして、消毒はアルコール等を吹きかけること。
殺菌は煮沸や紫外線を当てることを想像する。
大まかに間違ってはいないのだけども、それでも殺しきれないものはいるという。

 

ではどうするか、圧力を掛けて100十数度まで上げるのだという。
せっかくなのでということで、いかにも圧力が掛かりそうな半円形の扉の付いた窯のような物を見せてくれた。

 

上のリンクにあるAC(オートクレーブ←なんだか美味しそうな名前だけども、クレープじゃなくてクレーブね。内部を高圧力にすることが可能な耐圧性の装置や容器、あるいはその装置を用いて行う処理のこと)滅菌のことだろう。
余談だけども、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)いわゆるカーボンを成形するものもオートクレーブというな。

 

子供の頃から行っているその歯医者さんだけども、小さい頃は確かに話が面倒くさいとも思った。
でも、大人になってから聞いてみると非常に興味深いことが多い。
今回の新型コロナの話は、患者を安心させるという歯医者さん側のメリットも大きいのだろうと思われる。
でも、そういうことは抜きにしても、とても面白い話であった。

 

SNSで簡単に物事が拡散されてしまう昨今、イメージでものを言っちゃいけないなと改めて思った次第です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です