相撲

わたしの推し力士 

かつて自分は、稀勢の里関を長いこと応援してきた。先輩横綱の覇権を前にして、苦闘を繰り広げた稀勢の里関は、わたしの御贔屓力士だった。

彼も今は現役を引退。後進指導の道を歩き出した。

一年の奇数月、年六場所の本場所十五日間を、今度は誰を応援しようかなと…想い到った力士は2名。北勝富士関と遠藤関だ。一押しが北勝富士関で、次点で遠藤関。

先場所(2019年名古屋場所)の千秋楽で、二人が対戦。遠藤関が勝利をおさめた。北勝富士関のファースト・ネームを大輝さんという。イケメンで、クール・ビューティー、学生時代からエリート相撲取りの呼び名があって、教科書にあるようなきれいな相撲を取る遠藤関は、ウィーク・ポイントに足のケガをかつて負ったことと、やや非力なことがある。でも二場所続けて、巨漢の大関グルジア出身の栃ノ心関にきれいな出し投げを決めて勝利する姿は、相撲ファンとしてしびれるものを感じる。

先場所千秋楽はそうしたカッコイイ遠藤関の引き立て役に回ってしまった感も若干ある大輝ちゃん。彼の相撲は我武者羅(がむしゃら)で一途な努力家である。学生時代から自分の相撲ノートを付けて、泥臭く研究を重ね精進してきた。何か青春の爽やかさを感じるのだ自分は…。

大輝ちゃんには遠藤関のようなイケメン二枚目の人気のチャーム・ポイントが今のところないのが、そこが好き。二人は現在小結、前頭筆頭あたりの番付・ポジションで相撲を取っていて、どっちが先にその上の位、関脇、さらにその上に早く行くかなとか…。

知り合いのお婆ちゃんに、若貴ブームのこれまた相撲大盛況の頃、金星キラーの安芸乃島さんってお相撲さんがいて、上位陣の勝利を番くるわせさせる仕事っぷりに魅了されてしびれて大好きだったという。先場所引退した安美錦関などもこうした、味のある上位力士を倒す憎いねーと言われる相撲を取るところがあって、遠藤関、北勝富士関にもこうしたことが出来る要素が多分にある。この線がねらえる!。

わくわく、わくわく、毎場所、十五日間、今日の遠藤関、今日の大輝ちゃんを観るのが楽しみ。北勝富士大輝ちゃんは、理事長さんの部屋八角部屋所属、埼玉県出身、所沢の観光大使を務める。見た目は地味かもしれないが、わたしは好きだねー。推し力士だ!。

頑張れ!\(^_^)/