580シリーズの詳細 | Takamitechnos Blog

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タカミテクノス代表タカミと申します。
企画開発テスト釣行、製作日誌。

こんにちは

 

コロナの影響もピークは過ぎた感はあるものの、

経済立て直しや今後のウイルス対策はこれからといったところ。

短期戦のつもりでスタートし長期戦に移行する感覚があります。

 

タカミテクノスは時短営業を2段階で行い、

今は2段階目を継続しています。

 

580シリーズのリリース目前での時短営業にて、

充分な完成品ストックを生産することはできませんでしたが、

まもなくお取扱店様に案内を出します。

 

各店舗少量ですが、流通し始めます。

本格的に流通するのは6月末~になるでしょう。

 

さて、お問い合わせも沢山頂いておりましたが、

580シリーズの詳細をお伝えいたします。

 

まずは松井テスターが負荷動画をアップして頂けたので、

ご確認ください。

 

疑似餌オタク海神探検記

 

 

 

580シリーズは、

2番4番6番8番の4クラスです。

ベイトモデルとスピニングモデルの計8モデルがあります。

 

簡単にイメージしてもらうキーワードをいくつか挙げます。

「582であってもライトクラスではない」

「全てハイパワーモデル」

「ライトジギング向けのモデルは無い」

「620シリーズはフルソリッドらしい調子になっているが、

580シリーズはフルソリッドでありながらチューブラーテイスト」

 

使用ジグウエイトの参考数値は、

582LM 200~500g

584LM 300~600g

586LM 450~750g

588LM 600~900g

 

582SPN 150~300g

584SPN 250~400g

586SPN 350~500g

588SPN 450~600g

 

 

 

使用ジグウエイト数値だけでみると、

そんな重いジグは使わないって感じると思います。

 

ロッド選びの考え方は、

例えば300gくらいが丁度良いと書いているロッドで150gを使うとか、

150g表記のロッドで300gを使うなど、

実際の現場でどうゆうタックルバランスを組むかの参考にします。

 

表記の範囲で使うのが必ずしも適切ではないという事です。

手に取って感触確かめられるなら、表記なんて無くても良いです。

 

しかしそれが難しいので、表記を設定してます。

 

範囲内で使うと状況に対応できていない事があります。

範囲外の使い方が的確に出来ていればジギング中級者といえます。

 

上級者になると、水圧の考え方と

ジグに伝わるラインテンションの掛かり方の予測が正確に出来てきている事です。

 

その他、経験知識を釣行後にあの時こうすればってのが少なくなり、

現場でスピーディーに対応出来ていることなので、

中級では、ロッド選びで適切なタックルバランスを組める事が必須になってきます。

 

ロッド表記の範囲内に捉われることなく、

自由な感覚でロッド選びをして頂けるのがMOZシリーズです。

強度の問題で表記範囲内での使用をしなくてはならないものも有ると思いますが、

MOZはロッドの扱い方が正しければ自由に使えます。

MOZは何をしても壊れないという訳ではないですから。

 

ジャークの方法や、ジグのタイプやカラーなどに拘りがちですが、

タックルバランスが適切であればシビアにジャークスタイルやジグタイプを考えなくても

釣果がついてくることがほとんどです。

 

大きな調整がロッド選びでのタックルバランス変更調整で、

ジャークスタイル変更やジグタイプやカラーは微調整といった感じです。

 

釣れない時にジグを色々変えて、釣れている人のジグやシャクリ方を参考にしても釣れない時は、

その時のタックルバランスが微調整では合わせきれていないからです。

 

ロッドの調子や反発タイプ、

リールの巻トルクと巻量のバランスから合わせましょう。

 

時合に入れば、合うタックルバランスの範囲が広くなります。

 

でもタックルバランスが合っていないと、

完全に時合に入ってからポツリと釣れて、

その後ピタリと釣れなくなる事ってよくありますよね。

 

最初に釣れ始めて、時間が進み周りが釣れなくなっても釣り続ける事です。

そう感じる時は大抵、ポイントに居付いているターゲットが条件ですが、

回遊狙いや長距離ドテラ流しでも、

この条件は感じにくくても存在しています。

 

タックルバランスが合っていれば、

沢山釣れて、いい魚も釣れる。

みんな釣れている時間帯は完全に時合に入っているので

案外なんでもよかったりします。

 

自分だけが釣れている条件になっている時の

タックルバランスが答えに近いです。

その人のジャークやジグタイプだけ参考にしても釣れないのは、

ロッドとリールが合っていない事が多いです。

 

参考にするのであれば、ロッドとリールからだと感じています。

 

派手な釣果の秘訣は、時合を出来るだけ長く得る事。

食わせるのが難しいターゲットや渋い時は、

ベストであろうタックルバランスが組めてから、やっと反応してくれます。

 

渋い時はヒントをほとんど与えてくれないので、

タックルバランスが近いのか遠いのかさえ掴みにくいので苦労します。

過去の経験と知識で合わせていきます。

 

誰も釣れない時に釣れる方法を見つけた過去の経験だけが頼りになってきます。

 

 

上記の内容で、

常に時合に合わせやすい調子と反発タイプを持ち合わせているのが

MOZシリーズです。

 

ロッドをMOZにするだけで、

釣れる条件にハマりやすくなります。

 

その上で、LMやLightZEROや

580、520などロッドパワーを調整できるわけですから、

MOZを使い始めてから釣果が上がる理由です。

 

MOZをご購入いただくキッカケが、

曲げられるというのもありますが、現場で沢山釣る人がMOZを使っているという事です。

しかも細く華奢なロッドで派手に綺麗に曲げて釣っているので、

インパクトありますよね。


 

釣れる理論を追及して開発したロッドなので、

そうなる理由も説明が出来ます。

どうしたら釣れるのかと半信半疑で作っているのではありません。

確信をもって作っています。

 

タカミテクノスは、

過去に混乱するような仕様のロッドを10年ほど前から出し続けています。

 

マーシュルというロッドをリリースした時は、

誰しもがジギングロッドだとは思えない仕様で、どうやって使ったらいいか判らないお客様が多かったですね。

しかし、

今やマーシャルのようなロッドが主流になっています。

 

当初は10年早いと言われていましたが、5年早かったですね。

MOZをリリースしてから一気に主流になりました。

 

 

オールシングルフットでも正しく取り付ければ強度の問題がないという事も、

ガイドサイズをさほど大きくする必要が無いという事も。

 

ジギングロッドはルアーロッドの考え方ではなく、

コマセ竿や船竿の考え方の方が近いです。

 

久しぶりに

改めてタカミヴログらしいことを書かせていただきましたが、

昔からの観覧者様は、

僕が書いている内容に一貫性がある事を感じ取って頂けていると思います。

 

少し偉そうに書いてしまった部分もあるかと思いますが、

確信に迫っている部分はシッカリと伝えようと考えての事です。

 

 

まもなくMOZ580シリーズのリリースです。

これでMOZシリーズはフルラインナップリリースです。

5年掛けてのMOZラインナップリリースのスケジュールを終えました。

 

次にリリースするのはジギングロッドではなく、

タイラバロッドです。

既に完成の域ですが、実釣テストが出来ていないので、

最終チェックをしてから調整してリリースです。

時期は未定ですが、遠くないです。

 

 

そして、

次の展開はメタルジグです。

 

タカミテクノスがジグを開発しなかった理由は、

ジグ形状違いだけの市場だからです。

 

さらには一般の人でも製造やコピーがしやすいアイテムですので、

ブランド力があっても苦労する市場ですね。

 

タカミテクノスはマイノリティーなメーカーなので、

ジグの市場でブランド力を築いて活き続ける事は難しいと考えました。

 

その予想通り、今となっては、

こんなの作ろうって思っても、

大体はどこかのメーカーから、近い考え方のジグがリリースされています。

その結果、淘汰含め回転が速いです。

そして成熟しきってレッドオーシャンになりましたね。

 

我々は、

成熟してから参入できる強さを持っていると思っています。

お客様の経験や手持ちアイテムの飽和、目が厳しくなればなるほど、

そこが我々が参入できる隙となります。

 

ジグ形状違いではなく、

タカミテクノスは新しい概念のジグを開発しています。

 

MOZでジギングロッドの概念を変え、

次はメタルジグの概念を加えていきます。

概念を変える必要もないので、新たな選択肢を加えます。

 

本来、タカミテクノスは

メタルジグからスタートしたメーカーです。

この飽和されきった市場で、

別ルートからその続きを始めます。

 

ここまでやってきたように、

新しい時代に足跡残しながら突き進み、

誰かが着いてきても気にすることなく、

前だけ向いて進み続けます。

 

その結果、この市場で

自他ともに認めるパイオニアに成る事ができました。

 

 

タカミテクノスを信じて着いてきて頂いている方々の為に。

 

これからも面白いアイテムをリリースし続けます!!

 

takami