私が子供の頃。
両親がおもちゃを買ってくれるのは誕生日やクリスマスといったイベントの時だけでしたが、本だけはたくさん買ってもらった記憶があります。
そんな父のおかげで幼い頃からたくさんの本と出会ってきました。
私にとって本を読むという事は…
①書かれている内容を全身に染み渡らせる
②濾す
③濾されずに残ったモノを大切にする
登場人物の台詞、印象に残った情景、文章、作者の考え方など。
…という作業。
その残ったモノを集めて混ぜこねたものが、今の私の一部になっている気がします。
そしてつい先日の事。
長女もいつの間にか本を読むように。
長女のミー子が…
というので…
現代小説、ミステリー小説、ノンフィクション、映画原作、ホラー、海外文学、ダイエット、心理学、絵本、少女漫画、青年漫画、マナー本、雑学、料理とか色々。
本は売ったり捨てたり出来ないタイプ。
成長した我が子に私の一部にもなった大切な本を託すことに。
娘に自分が影響を受けた本を譲るのってちょっと夢だったんだよね。
しかし…
母の夢破れる。
「ママの素」需要なし。
しょぼーん。…もう少し熟成させとこ。
ミー子はミー子で「ミー子の素」を独自に配合していくらしい。
長女の成長が嬉しいような寂しいような。
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