カナダのオンタリオ州在住者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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ブログ記事は実際の出来事をもとに誇張や脚色を加えたフィクションです。とっぷり、ガッツリ、実在の企業名が出ている事もありますが、あくまで実在する人物や団体とは関係ありません。


 

 

オンタリオにあるファームのお話だそうです。 

ニュース記事はこちら:‘We’re closed forever!’: How the search for the perfect selfie led to bedlam at an Ontario sunflower farm

 

入場料は7.5ドル。 見学オープンにしてから1週目はよかったそうですが、2週目にトロントからの観光客が殺到し、 朝の5:45分から車が並び始める始末。 警察の助けを呼ぶことに。 

正午には観光客が数キロに渡って駐車し、農場のスタッフを無視し、入場料を払わずに農場に勝手に侵入しだしたそうです。 

農場の人が観光客に立ち去るように言ってもきかず。 

農作物にかなりのダメージが。 

 

結局、この農場は見学の受付や写真の許可を一切やめることにしました。 

写真撮影不可のサインも大きく出して、黄色いテープで農場を囲っているものの、テープがないところや合間をぬって、違法侵入があとをたたないそうです。 

しかもひまわりにダメージを与えて農場内に分け入り、撮影。

 

セルフィー軍団に、ナイアガラの滝でうんざりしたばかり! 

いき過ぎるとただの迷惑。

 

これ、日本でも、多いですよね? 

実家の近くの鉄道、かなりレアな電車が走るときに、人様の田んぼや畑に勝手に侵入して写真撮ってる人、 クソのように見ましたから! 

そして、個人的にものすごく腹が立つのが農作物に対しての敬意がないこと。 

育てるのにどれだけ手間がかかってると思ってるんだよ! 

クソがッ! 

 

農作物を他者の所有物だと認識していない人が多い気がします。 

山に入って山菜採りとか。その山の所有者、知ってますか? 

州立公園や、国立公園でも同じことです。 

森でブルーベリー摘んだとか花を摘んだとか。

いや、それ、採っちゃダメだから! 

 

これって写真撮影の問題だけではなく、他者への敬意、モノへの敬意の問題だと思うのです。 

住宅だと無断侵入するのは躊躇う人が殆どだと思いますが、農地とかだとためらうことなく、むしろ普通に侵入する人が多くないですか? 

クーソーがーッ! 

 

兼業農家の娘として育った身として、こういう事件にやきもきします。

農作物は丹精込めた愛情の対象なのです。

それを写真のために踏みにじるとか。

くうううううそうううううがああああああッ!

 

 

そしてタイムリーにセルフィー観光客にお悩みの読者様からリクエストを頂きました。 

「写真撮影はご遠慮ください」は、シンプルにNO PHOTOS PLEASE!でいいと思います。 

「入り口を塞がないで」はPLEASE DO NOT BLOCK THE ENTRANCEでいいと思います。

画像作りましたので、よろしければお使いください。

表示は小さめにしていますが大きめサイズ(W1000xH570ピクセル)で作ってあります。

サイズが足りないようでしたら、教えてください。

 

 

 

余談ですが、先日、ブログで紹介したイヌイットアート展(Tunirrusiangit)はSNSでのアップを推奨している展覧会でした。

SNSの告知パワーは確かにすごいので、写真撮影は他者に迷惑な反面、集客に貢献している部分もあります。

何事もバランスなのかな、とは思いますが、集団になると暴走しやすい気がします。

自分も、極力、写真撮影が他者の迷惑にならないよう、気をつけていきたいと思います。

 

 

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当ブログが書籍になりました!4コマ本とは思えない文字量の多さでございます。書き下ろしもガッツリいれました。海外で起こりえるトラブル、英語の勘違いなども描いてます。カナダや海外生活に興味のある方、ワーホリ、駐在、旅行などを考えていらっしゃる方にはオススメです。ふわふわエッセイではなく『住むと実際にはこんな感じです』のリアル感満載となっております。

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