鮎釣りの最中に増水でヒヤッとしたことが何度かあります。

 思い出すままに、

 

1  天竜川本流の船明ダム下流、雨がシトシト降っていましたが、渇水だったし濁り 

 はなく、大丈夫だと思い中州に渡ってやっていました。引き抜きを始めた頃だった

  と 思います。昼にオトリカンを埋けた所にもどり、初めて水位がだいぶ上がってる 

  ことに気づきました。オトリカンは流失していました。強い雨ではなかったのでのん

  びりしていましたが、戻るのがもう少し遅れていれば中州に取り残されたかもしれま

  せん。

 

2  気田川松間大橋下流、曇りでした。突然上流からゴミと濁り水が流れてきました。

  そして強い雨が降り出しました。川幅が広かったので鉄砲水という感じではなかっ

   たけど、全く予期していない増水でした。上流部で相当降ったんですね。

 

3   中部天竜B型鉄橋上流、雨がけっこう強く降ってましたが雷は鳴ってなかったの 

   で左岸から立ち込んで釣り続けていました。気がつくと濁り水になってました。水位

   は上がってなかったので大丈夫だと思ってました。すぐ竿をたたみました。

 

4  浦川滝口橋下流、上流から釣り下っている最中に強い雨になりました。濁りはあ

   まり出ませんでしたが一気に水位が上がりました。暫くすると自分のオトリカンが

   流芯をどんぶらこと流れてきました。とても拾えませんでした。気に入っていたダイ

   ワ(青)のオトリカンを流失しました。

 

5  大井川新東名橋脚下流、晴れでした。対岸に渡り竿を出していましたが、ダム放

  流のアナウンスが何度もあり、30分後くらいから一気に増水、慌てて渡渉しまし

   た。雨とは全く関係ない増水でした。

 

 6  興津川和田島堰堤下、強い雨が降り続いている中でのG杯予選、既に濁りが入

  り水位も上がりつつありました。立ちこんで対岸を攻めていたけど増水し濁りも強

    くなり、1時間で予選は打ち切りになりました。増水する前に立ちこみは止め陸釣]

    りしていました。

 

7  高原川二つ屋、その時は晴れていました。ダム放流のサイレン、アナウンスが何

  度もありましたが、ダムはだいぶ上流だし天気はいいし大丈夫だと思っていまし

   た。水位の上昇も全くない。でも墨汁を水に垂らしたような気味悪い薄っすらした

   濁りが・・・、その瞬間、上流にいたM氏から大声が「来た~」、ザーッという音ととも

   にモンスターのような白い波が押し寄せてきました。竿を持ったまま慌てて崖を駆

   け上りました。物凄い勢いの濁流だった。道糸は切れ、オトリカンはあっという間に

  流されました。あと数分遅れていたらOUTでした。M氏も崖を登り無事でした。道路

   に上がると北陸電力の職員が見回っていて、事情を話すと怒られました。

                                                                                               

   高原川でのことがあってからは危機意識をもち、無理しないようにしています。

 自然を舐めてはいけません。一歩間違えれば命を落とします。

 

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