○ ナワバリアユは特別な事情がない限り、その中に1週間でも10日でもいる。観
察では20日間程度。
○ ナワバリをねらって橋の上から石を落としても、アユはちょっと逃げるがすぐ戻
る。
○ ハリスが切れて逃げられても同じナワバリに戻ってくる。
○ アユは1日に10時間ほどアカを食んでいる。
○ 食む頻度は1分間に20回程度。
○ アユは生えているアカを全部はみ取るわけではなく、ほぼ上半分を削り取って
いる。
○ アカは生育が早く、天候にもよるが約2日でもとの量まで回復する。
○ 高密度(アユが多すぎる)になると、アユはナワバリを放棄して群れアユになる。
○ 砂利底の川へ直径20cm程度の石を放り込んだら、3日後にアカが付き、5日後
にナワバリが作られた。
○ ナワバリは居住者優先であり、体の大小や強弱に関係ない。
初版は60年ほど前だけど、とても興味深い内容です。筆者が川に張り込んでアユの生態を観察し、まとめたものです。
今読んでる「釣りの名著 50冊」の中で紹介されていました。
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