季節のイメージについて語りたい。

「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく言ったものです。
本当に、彼岸の入りと同時に季節が移り変わったようです。
早朝、とてつもない冷風が窓から吹き込んできて目覚めました。
慌てて窓を閉めようとするも、風圧で重く簡単に締まりません。
これは秋、でしょうか。

日本には四季がある、とよく言われます。
ただ四季があるのは日本に限ったことではありません。
またご承知の通り、
季節は4つあるとされていますが、4等分ではないのです。
そのなかでも圧倒的にみじかいのが秋です。
そのため秋は積極的に認識していかねば、
気付けば終わっていたといった事態になりかねません。

秋のイメージに“紅葉”を挙げる人も多いでしょう。
ところがよく考えてみると、紅葉する時期は、すでに寒いものです。
気温の低下によって葉が色づくのですから当然とも言えます。
つまり“紅葉”はすでに初秋なのです。

今朝、風に吹かれて痛感しました。
いまこそ秋のまっただ中ではないでしょうか。
まだ違和感を覚えるかもしれませんが、
週明けになれば月末であり、10月はすぐそこです。
今日から秋だと納得して、日中生活していたものの、
変な湿度のせいで汗ばんでしまいました。
朝の涼しさはどこへ行ったのでしょうか。


秋すら快適に過ごせないようでは、生物として不安を覚えます。