ファイナル・デスティネイション シリーズ | 毎日がメメント・モリ

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ホラー映画メインですが、ほとんどの映画は美味しく拝見いたしております。
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 これはまとめて行っちゃいます。て、言うのが、ストーリーのパターンは全部一緒。シチュエーションが飛行機だったりサーキットだったり遊園地だったり橋だったりってのが違うだけで、後はひたすら「どうやって人が死ぬか」と言うバリエーションを観せる映画です。これも今更感なんですけど、そんな内容なので何となく「観なくても良いかな?」と選択肢から外してたんですよね、特に深い理由は無いですけど、13金辺りと同じ感じで。

 

 

で、たまたまdTVやアマプラにあったんで観てみたらこれが案外面白かった!や、非常に怖い映画でもあるんです。最初は何でもない所から始まります。学校や会社から集団で移動する様な事があって、その中の一人の男の子が幻視で事故を予見する、そして降りるの逃げるのと揉めて数人が外れて結局彼らだけが助かる、が、助かった彼らも一人、また一人とアクシデントで死んでいきます。彼らは何とかそれを阻止しようとしますが、果たして死の運命から逃れられるのか!?という内容なので、本当に日常の中で次々に人が亡くなって行きます。

 

 

映画の中では「運命」なので、あり得ない偶然が重なるなどの如何にもフィクションな要素も多分にあるわけですが、歩いてたらバスやトラックが飛び込んでくるとか、上から何か落ちて来るとか普通にある事故も含まれてるので、そこを改めて意識させられるのはやはり相当怖い。正に恐怖とは想像力ですなあ。しかもかなり派手に飛び散ったりブッ潰れたりしますから、まずそう言うのがダメな人は見ちゃいけません。

 

 

言っときますけど、上の画像は2人じゃなくて1人ですから。

まあ、しかし、じゃあ怖くて家に閉じこもって何もしなかったら良いかと言えば、家にいたってそれこそトラックが飛び込んで来るかも知れないし、地震で倒壊するかも知れないし、火事になるかも知れないんですから、意識させられた後に居直れる映画でもあります。「人間なんて、皮一枚剥げば 血と肉の塊」とは漫画などにも度々出て来る言葉ですが、正にそれです。

 

 

中には針治療中にベッドが壊れてうつ伏せに落ちちゃったとか、ちょっと笑ってしまう様なのもありますが、日サロで焼け死ぬのは嫌だなあ。

 

 

内容的にはこのブログにはピッタリと言えばピッタリなんですよね、フフフニヤリ

 

で、最後の5が「デッド・ブリッジ」なんですけど、このラスト、生き延びたと安心したカップルがパリへ旅立つ立つために幸せいっぱいで飛行機に乗り込みます。その離陸する前に飛行機の前方で若い子たちが騒動を起こすシーンが入るんですよね。それで多分最初の「ファイナル・デスティネイション」にループする様になってるんですよね?あれは。1の最初が飛行機でこれが離陸直後に墜落するんですけど、その前に「墜落する!」って言い始めた男の子がいて揉めるんですよ、そして何人かが降りてストーリーが始まるってわけ。

中にはかなり手の込んだ前振りのある死に方するパターンもあって、そこは「よく考えたなー」と感心する所ですね。

 

後、最初の「ファイナル・デスティネイション」の登場人物の名前が「ブラウニング」「ヒッチコック」「ワグナー」「チェイニー」「ムルナウ」「ブレイク」「シュレック」「ルートン」て絶対狙ってるよねw

 

 

†††ジェームズ・ウォン「ファイナル・デスティネイション」「ファイナル・デッド・コースター」

デヴィッド・エリス「デッド・コースター」「ファイナル・デッド・サーキット」

スティーヴン・クォーレ「ファイナル・デッド・ブリッジ」

監督作品


†††2000~2011年 アメリカ
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