kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

模索する

2019-12-07 | 陸上競技

土曜日。この日はテスト期間中ですが練習を実施。勉強会をするためです。メインは勉強会。せっかく集まるのであれば「練習をしよう」ということに。勉強会のために集まっています。練習時間が長くならないように最大限の配慮。当然の話ですね。

 

練習はバランス系から。さらにDM∞を。時間が取れないという理由から気が付けばDM∞を最近やっていません。「走るための準備」ということで練習が偏ることがないようにしたいですね。この部分は必須だと思っています。大きな力を伝える。DMを強く投げるためには自分の身体を上手く使わないといけません。そうなると自然に地面に力を伝える感覚が養える。

 

いきなり話が飛びます。ここ最近、「マニアックな話」が増えています。私がこのペースで話をするので他の部活の指導者ともこの手の話になります。良い傾向です。少しずつ周りに感染していけばいいと思っています。競技をしようと思えばこの部分は重要です。「技術種目」であっても「身体の使い方」や「力の使い方」は学ばなければいけない。そのきっかけを与えることができればと考えています。まー私は好きで話しているだけなのですが。

 

で、長距離顧問と前日の書籍について話していた時に「誰にでもできる」というのが重要だという流れになりました。「意識しなくても強制的にその動きになるようにする」という部分ですね。昔、「輪ゴムを使って足首を固定する」というのが探偵ナイトスクープでやっていました。そのあたりの話をしながら(笑)。「意識が高い」「身体感覚が優れている」という選手であればある程度のことを伝えたらできる。そうでない場合はどうするか。これは我々のような指導者の永遠の課題かもしれません。

 

色々な道具を使うことで「やりたい動きをさせる」という部分ですね。hsg先生はこのあたりの工夫が尋常ではない。そういう工夫をしながら「強制的に」やりたい動きを身につけさせていくことは重要だと思います。ここはもっともっと考えなければいけないなと感じています。指導する側が頭で理解する。これは最低条件ですが、それを選手自身に「落とし込む」ことができなければ「絵に描いた餅」でしかない。そこにどれくらいの工夫ができるのか。

 

話を戻します。DM∞をやってから「シャフトトレーニング」です。これは上半身と下半身の連動を図るイメージです。ここも細かく見ていきたい。つま先の方向や大臀筋への負荷、地面をしっかりと押す感覚。これが次の動きにつながっていきます。この練習だけが単独で存在する意味はないかなと。次の練習のための準備。

 

台&BOXジャンプをやってDM投げ。台ドロップ、ハードルドリル、スイッチング&スキップ。説明を加えながらやっていくとやはり時間がかかります。もう少し効率よくやっていかなければいけない。どうしても「詰め込み」たくなる。その部分が自分の中の大きな課題です。どこかを削りながらやる必要があるかなと思いますね。もう少し走る時間を作らないといけないかなと思いつつ。

 

走るのはチューブ5歩を2本と前半マーク3本。いや、本当に走っていません。ふつう考えたら「これでいいのか?」という気になりますね。実際私自身も「どうなのかな」という思いはあります。が、今はこの形でやっていきたい。ある一定水準までできれば次の段階になると思っています。走る時間の確保はしたいと思いますが「走って走って」という形にはならないかなと。

 

終わってからシャフト補強B。これはここ最近書いている内容で。現在40mでやっています。距離を延ばすことも必要なのか。負荷を増やすことも必要なのか。これは見極めていきたいと思っています。狙いは「追い込むこと」ではない。時としては絶対に必要だと思っています。しかし、それはそれ。どうしても「負荷をかけること」で満足してしまう部分が出てくる。「速く走るため」にやっていることが「負荷をかけること」に目的が変わっていく。ここだけは絶対に避けたい。それでも「これでいいのか」は模索し続けたい。この世に「絶対的に正しい練習」というのは存在しないと思います。自分が目の前で見ていることに対してどう感じてどのようにアプローチしていくのか。ここに尽きます。

 

ハードルジャンプをやってスキップ走。思ったよりも時間がかかっていたのでスキップ走は30mにして何も持たずに。最後にバトン走を。20-30-40-50-60を。メニュー的には分かっていると思うのです「20本走るんですか?!」と言っている者も。なんで?受け渡しで2本ずつ。最大でも10本だと思うのですが・・・。

 

あえて短い距離からやっています。20m地点でバトンを渡して10m走る。そうやって少しずつ距離を伸ばす。50mくらいからはかなり疲労感が出てきます。単純に「走る」だけであればどこかで「緩める」かもしれません。バトン走にすることで「ずっと最大スピード」で走ることを求めています。バトンが渡らなくても「最大限走る」のです。そうなると50mを走るあたりから足にしっかりと負荷がかかってくる。疲れていても「最大スピード」を求める。本数は少ないかもしれませんし、距離も短いですが「負荷」としてはある程度のことになるのかなと。

 

少しだけ話をしました。一喜一憂しないこと。その日の練習で「走れた」「走れなかった」というだけで「評価をしない」というのは重要だと思います。変化は短時間ではおきません。一時的な変化はあるかもしれませんが「定着」という部分では時間がかかります。ある一定の期間をかけて上方修正ができればいいと思っています。「今日は調子が悪かった」といって気持ちが落ち込む日もあるでしょうが、そんなことをしていたら先には進めない。1か月後、3か月後にどのようになっているのかが重要だと思っています。

 

その部分の理解ができなけば「目の前のことだけ」しかできなくなります。少しずつできるようになっていく。私自身もいろいろと考えることがあります。日々葛藤です。どうすればいいかを模索しながらやっているのです。「自信のある指導者」であればそのような気持ちにはならないのかもしれませんが。私はまだまだ学ぶことが多いと思います。「落とし込む」という部分をもっともっと考えていきたいと思っています。

 

考える日々です。少しずつやります。私自身も変化をしていければと思っています。


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