kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

視点

2020-07-10 | 陸上競技

感じていることを。

 

ある時、選手の動きを見ている。その時に他の人から「末端に力が入っている動きをしている」と指摘された。これ自体は私が意図していない動きだからちょっと驚いた。毎日見ていてそう感じることはほぼない。練習においては「段階」を追って身体の中心から力を発揮してそこで動かす意識を持たせる。末端を使う動きに関してはほぼやらない。「力を伝える道具」だという話をしている。私がそのように思っていても選手は違うのかもしれない。または指摘してもらった方とは「見えているもの」が違うのかもしれない。

 

どこを基準に置くか。これも難しい。「乗り込む」という話。私自身は「乗り込む」というのは非常に難しいので「真下でとらえる」という感じ話をする。接地の部分の話。スプリントの「接地」と「跳躍の踏切」。私的には一緒だとは思えない。スプリントは「水平方向に進む」ことを考えている。そのために「ブレーキをなくす」ことを考える。接地にポジションが前側にずれると「ブレーキ」がかかることになる。それでは「水平方向」に進むことができない。だから「身体の真下でとらえる」という表現になる。

 

ここに関しては「膝の引き出し」と「腰の移動」とも関係してくるので非常に表現が難しくなるのだが。「真下でとらえる」だけを考えれば「重心移動」が小さければそれで対応できる。移動が大きくなればなるほど「真下でとらえる」ことが難しくなるから。その話をしながら「踏切はスプリントの乗り込みと同じ」という話になる。どうも納得ができない。その時の感覚的には「少し遅れるのではないか」と思っていた。正直、そこまで興味のない分野なのですが。前の記事に書いた「土の上でやることで身に付く部分」に関しての延長線上にこの話があった。

 

その時、「タイミングが遅れるのではないか」という話をした。これは単純に「イメージ」の話だったの確証は全くなかった。「遅れると踏み切れない」という話をされた。重心が後ろにあると距離や高さは出ないということだった。まーこの辺りになると本当に興味関心が薄れるのですが。「真下でとらえる」という感覚の中で「踏切」を考えると「水平方向に進む」のではないかなと感じる部分があるから。幅跳びで水平方向に進むとすぐに着地してしまう。スプリントの延長なのだから。身体の真下でとらえて同じタイミングでやれば間違いなく「水平方向」に進む。高跳びでもスプリントと同じ感覚で「捉える」のであれば方向の切り替えができない。高く飛べないのではないか。若干ブレーキをかけることになるのかもしれないが「少し前」に接地するのかなというイメージがあった。本当に興味関心が低いのでその部分の正確性はない。

 

が、こうやって書いていて感じたことを記録しておきたい。「踏切」は「タイミングを遅らせる」ことで高さを出すのではないかなとその時は思っていた。が、よくよく考えてみると「タイミング」が遅れることで間違いなく「力」の方向がずれる。これは非常に分かりにくいのだが。スプリントの時は「接地する」時に「スイング」で方向を変えるという感じで思っている。地面に足が着いた瞬間には地面からの「反発」は返ってきているのでその時には「前方向」への動きになっていなければいけない。「接地」してから「方向転換」をするのではない。「接地」した瞬間には返ってくるので「前方向」に進むための動きになっていなければいけない。

 

そう考えると「踏切」に関しては「遅らせる」どころか「スプリント」よりも「前取り」する必要があるのではないかなと。「遅れる」ことで「反発」が返ってきている間に「水平方向」への推進力が残る。ということは「流れる」という状況になるのではないか。遅れている間に「身体」は「慣性の法則」で水平方向に進み続けているのでそこから「方向転換」をしようとしても手遅れになる。「遅れ」は高さを生み出すことはできない。「踏切」によって「進む方向」を変えるのであれば「遅れる」ことで方向は変わらなくなる。

 

そうなると「踏切局面」に関しては「タイミングをより早く」ではないか。私の考えている「タイミング」というのは「反対足の位置」です。ここも表現が難しくなるのですが。「水平方向」に進みたいものの「方向を変える」のであれば「より早く方向づけ」する必要があるのではないか。なんとなくそう感じました。「遅れる」というのは非常によくない。

 

走るときは「膝を前」に持っていきます。が「踏切」の後はその方向が「斜め上」でであったり、「上方向」であったりする。水平方向の力を変えていくのであれば「遅れている」と「水平方向」に進んでしまいすぎるので「上」ではなく「流れる」という状況になる。

 

基本的な話ですが。今更こんなことを書くというのもどうかと思います。それでもなんとなく記憶に残っていたので記しておきます。そして、もう少し書こうと思ったのですが「飽きてきた」のでこのあたりでやめておきます。興味関心が著しく低い部分に関してやはり飽きが早い・・・。


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