中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

企業間連携にはどのような課題があるのか??

2018年08月11日 05時02分43秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」299ページ「コラム 2-6-1 ③図 実施状況別に見た、企業間連携の最も重視する連携相手」をみましたが、今日は301ページ「コラム 2-6-1 ⑤図 実施状況別に見た、企業間連携の課題」をみます。

下図から企業間連携の課題を実施状況別に見てみると、「実施したことがある」企業では、「自社の技術や技術・ノウハウ流出の懸念がある」が最も多いことが分かります。

また、「連携先との契約の事前交渉が難しい」といった課題を挙げる企業も多いことから、白書はこうした技術やノウハウ等の知的資産の取り扱いを契約で定めることが課題となっていることがうかがえる、とあります。

他方で、「実施したことがなく、今後も予定がない」企業では、「取組の効果が分からない」が多く、「実施したことがないが、今後予定がある」企業では、「社内で対応できる人材がいない」や「連携先との契約の事前交渉が難しい」といった課題を挙げる者が多いことが分かります。

次に、こうした企業間連携の実施状況と業績推移について見てみると、はじめに直近 3 年間の売上高(実績)について、企業間連携の実施状況別に見ると、「実施をしたことがある」企業では、「増加傾向」と回答した割合が実施したことがない企業に比べて高く、次に、直近 3 年間の経常利益(実績)について、企業間連携の実施状況別に見ると、こちらも「実施をしたことがある」という企業の方が、実施したことがない企業に比べて、「増加傾向」と回答した割合が高いことが分かります。

白書は、一定程度は企業間連携の実施効果といえよう、とあります。

企業間連携には一定の課題というかリスクはあるものの、メリットも享受できる可能性があるということですね~!!

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