無用者階級にしたくない | ネグmamaと息子

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ネグレクトママから京大生が育った!
その京大生も巣立ってしまって
今は老夫婦2人生活。

9月8日の朝日新聞に

「サピエンス全史」や「ホモ・デウス」の著書のユヴァル・ノア・ハラリ氏の

取材記事が載っていた。

 

 

サピエンス全史を持っていないかと

以前息子に聞かれたこともあったから

東京へ行った時に、この新聞を持っていった。

 

新聞を読んで

「目新しいことが書いてあるわけじゃないね」と

息子は言っていた。

 

今日から

大学の授業が始まった。

この大学はスポーツは一生懸命だが

勉強はしてこなかった子が多い。

 

今日やった数学も

小学校4年生レベル。

だけど

「むず」という。

勉強して来なかったから

新しいことをやるのは「むず」(かしい)のだとは思うが

それでも

なんとか理解してほしいと

いろんな方法で説明をしたりした。

 

ふと

ハラリ氏の言う「無用者階級」という言葉が頭に浮かんだ。

勉強だけできればいいというものではないのはわかる。

でも

小学校の算数くらいはできないと

「無用者」に限りなく近い気がして

なんだか焦った。

私の教え子たちに「無用者」になってほしくはない。

 

その大学の図書館には

「サピエンス全史」も「ホモ・デウス」もあった。

読破するには大変な本だけど

ぜひ

手に取ってみて欲しいと思った。

 

残っていた女の子たちに

「本も読むのよ」と声をかけた。

本をあまり読まないという。

文章を読む力がないから

数学の文章題が出ると意味がわからないという。

これでは

仕事をし出しても

書いてある文章の意味がわからないということになってしまいかねない。

 

一人の子が

どんな本を読んだらいい?と聞いてきたので

読み慣れていないなら

大人でも

「児童書」を読むといいよ。

子ども向けとあなどらないで

絵本よりもうちょっと文字の多い

小学生向けくらいの本ね

と答えておいた。

 

来週授業にいくときに

少し児童書を持って行ってみようかなぁ