つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

記録「全日本躰道選手権大会名勝負」(女子法形競技)

2020年10月08日 | 躰道

                          個人女子法形競技決勝戦の平山愛子選手(左)と瀬藤有希選手

全日本躰道選手権大会の会場へ向かうために東京メトロ有楽町線の終点の新木場駅に降りた。改札口のところで、瀬藤有希さん(和歌山)と平山愛子さん(東京城南)の二人に会った。二人はとても仲の良い友達である。躰道の修練も継続しており、今大会にも出場する選手である。
会場となるBumB東京スポーツ文化館までは駅から徒歩10分ほどかかる。二人に近況を聞きながら会場へ向かう。平山さんは大会の前には毎回和歌山県まで行って小西美智子先生と小西愛先生の指導を受けている。瀬藤さんは上京すると平山さんと会って交流を積み重ねている。歩いている途中、平山さんが近道のルートを教えてくれた。広い駐車場を横切って会場に着くと全国から集まった選手たちが待機していた。

個人女子法形競技は、二人とも選手出場していた。出場選手は26名で前大会の実績により二人はシードされて二回戦からの出場である。
平山愛子選手は東京城南地区選出となる。北里大学を卒業後専門である眼科医院に勤務をしている。躰道の練習は浜町にある中央区立体育館の武道場を利用している。2回戦は力丸選手(福島)を3対0で勝利し、3回戦は岸選手(山形)に3対0で勝利、4回戦準決勝は佐藤選手(山形)を2対1で勝利して決勝戦に進んだ。
瀬藤有希選手は和歌山県選出である。和歌山県海南市で小西美智子先生と小西愛先生の指導を小学生の頃から受けて成長してきた。2回戦は橋本選手(沖縄)を3対0で勝利し、3回戦は佐藤選手(福島)に3対0で勝利し、4回戦準決勝は佐藤選手(山形)を3対0で勝利して決勝戦に進んだ。
平山愛子選手と瀬藤有希選手は、全国社会人躰道優勝大会でも決勝戦での試合を体験している。

決勝戦は、互角の戦いであった。武道的な演武では瀬藤有希選手がややリードしていた。平山愛子選手は前転技が高く飛び上がりアピールをしていた。審判員は2対1で割れて体育的な要素の平山愛子選手が勝利した。「躰道は武道である。心、技、体を重視する躰道本来の観点から判定をすることが必要である」と祝嶺正献最高師範が述べていたことを思い出した。

(10月5日記)


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