人生初ココボロ
先日の銘青展で気になっていた材、ココボロ。
なかなかの高級材で今ではなかなか手に入りませんが、大きなブロックのまま出品されておりました。
うちのココボロ好きの新人に勉強させようと、じっくり下見をさせて値段を出させたのですが、下見より倍ほどの値段で元落ちでした。
競りの後も新人と何を挽いたら儲かるのかをじっくり検討。
僕ならその値段では買わないと断言したのですが、新人が製材したいと。
最後に荷主さんと交渉して清水の舞台から飛んじゃいました。
芯持ちで目が曲がってて、割れも多数。色も変なところあり。
僕はいらないと言った材を買うと言った彼。
もちろん製材から手入れ、販売まですべて彼の責任です。
木取り。まったくダメ。狙った寸法のものを取りたいのはわかるけど、無理なものは無理。
こういう材って、やはりキレイでないと売れません。
いくら大きい角材が取れても、数がたくさん取れてもキレイじゃないと。
負け戦でもコツコツ最善の策を打っていけば逆転があるかもしれません。
という僕もココボロを製材するの初めて。さーどんなんかな。
製材を始める時にヘラヘラしてたので、とりあえず「これ○○万円すんねんぞ!真剣にやれ!」とハッパを掛けて製材スタート。
一墨挽く度に彼の意見を聞いて、ダメ出し。その繰り返し。そりゃ新人がうまく挽けるはず無いですよね。
彼の思う通りに挽かせてみるんも勉強ですが、なんせ高いんです!
なんとか思っていたよりキレイな材が取れました。
端材も。
あとは売るだけです。
新人を助けてあげたい方は端材でもいいので見に来てください。