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京都迎賓館2 藤の間、桐の間(京都御苑散策15)

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写真は、桐の間

次は藤の間で、大きな洋式の晩餐室です。
入った正面に綴れ織の大きな絵(3.1m×16.6m)があります。
藤をはじめ、39種類の花が描かれています。

また部屋の左手には舞台があり、来賓に琴や能が披露されます。
そしてこの舞台の扉には截金の装飾がされています。

次は順路では裏口に回って桐の間に入ります。
ここは和室の大広間ですが、さすがに掘炬燵式です。
部屋の土壁には、かつては公家の旧宅であった現地から出土した聚楽土を使用しているそうです。
また畳の中央には黒い線がうっすら見えます。
これは中継表といい、イグサ1本で横断できるところを2本用い、イグサのいいところだけを使用する贅沢な仕様だそうです。
釘隠しなど至る所に“五七の桐文”が見られ、これは日本政府の紋章です。
順路ではこの後に桐の間の玄関から外へ出ます。

ここまで来ると、玄関から”コ”の字に下から反対まで来たことになります。

外に出ると中央に大きな池があり、庭園が拡がります。
池の中央に廊橋が架かり、この橋を渡り玄関のある反対側に戻ります。
この池の水は“染井の井戸”と同じ湧水だそうです。
庭園の奥には、参観の対象ではないですが宿泊の施設があるそうです。
廊橋は船底天井になっており、両端の天井にはトンボと鈴虫、蝶とコオロギが透し彫りされています。

廊橋を渡った右の奥には、船遊びをするための船着き場である和舟があります。
廊橋を渡り左手に進むと、元の玄関に戻ります。

迎賓館の南半分が参観でき、約30分の行程です。

最後にまた地下駐車場に戻ると、記念グッズも売っています。

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