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正法寺 七条別院(西七条えんま堂)


写真は、外観。

正法寺 七条別院は西七条えんま堂ともいわれる、真言宗の寺院です。

アクセス
西大路七条の交差点を七条通の南側に沿って東に進みます。
最初の小さい交差点を越えて、西大路七条から約60m先の右手にあります。

かつては北向山十王堂と云われていたそうです。

玄関を入るとすぐに本堂がある小さなお寺です。
内陣手前の右手に賓頭盧像と地蔵菩薩像がお祀りされています。
ガラス越しの本堂の内陣中央には本尊の木造不動明王立像、右手には弘法大師像、左には地蔵菩薩像と聖観音菩薩像がお祀りされています。

そして内陣の左右に向き合うように木造十王坐像11躯と、その間で本尊の前に閻魔像がお祀りされています。
これらは鎌倉時代から室町時代に作られた複数の十王像の残存像を後に寄せ集めたものらしいです。
中央の閻魔像は鎌倉時代で、その他は南北朝時代や室町時代のものだそうです。

当時に伝来する江戸中期の十王堂記によると、江戸初期には既にこの地に十王堂が存在していたらしく、
京羽二重大全の閻魔王像の項にある「十王堂西七条村」が当堂を示す可能性があるそうです。

西七条のえんま堂 -十王と地獄の美術-
2020年9/12~11/3まで龍谷ミュージアムでの上記展覧会で上記の公開がありました。
展示は2階。
入口に由緒書きがありました。
展示は2階の1番奥で、手前のガラスケースに十王堂記。
中央に鎌倉時代の閻魔像。
右手に本尊の不動明王像。
1番奥に須弥壇のように木造十王坐像10躯(1段目左から初江王、宋帝王、尊名不明、泰山王、変成王、2段目左から秦広王、都市王、閻魔王、五官王、平等王)が展示されていました。
その左に檀拏幢 、右に浄玻璃が展示されていました。

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