七慟伽藍、無事閉幕致しました。
ご来場された皆様、
誠にありがとうございました。


約10年ぶりの同じ役、
豊臣秀吉を演じさせて頂きました。

初めてレッドフェイスさんに
参加させてもらった時の作品です。

もう死ぬんじゃないか?
というくらいのダメ出しを喰らい、
なんとか本番まで漕ぎ着けた前回。

そのくらい自分には難しい役でした。

役者人生で初舞台と同じ、
いや、それ以上に緊張しました。




10年後、、、
今回、オファー頂いた時は
迷わず、出ます!とお応えしました。

あの時を超えられるか?

これはお客様には全く関係のないところで、
自分との闘いでした。

ここから逃げたら、自分が自分じゃなくなる、
そんな想いを賭けた舞台でした。

ただでさえ大人気の作品、
もちろん全員が重要な役どころです。

ですが、格別な想い入れがある、
豊臣秀吉です。

決して僕は時代劇通でもなく、
歴男でもないです。

だから一から勉強。

台本にはとりあえず当時の勢力図を
薄く書いておきました。

台本に書いてあることから、
一字一句。

それでも稽古で間違える。
また勉強。間違える。勉強。間違える。
その繰り返し。

演出のアドバイスをたくさん聞いて、
気がつくと本番。

10年前ほどの頭が真っ白になりそうな緊張感
はなかったですが、
お客様が来てくれたことへの感謝に応えたく、
また共演者の気迫に負けたくなく、
とにかく全力投球ができました。

ここが今の自分です。

もっともっと、出来るんじゃないかと思います。

とにかく今は感謝です。
その一言です。

長く愛される作品、「七慟伽藍」、
様々な俳優さんが演じられて、
いろいろな想いで闘かって来たんだと
終わってから思います。

どんなにいい役をもらえたとしても、
下積む気持ちを忘れず、
次に進みます。

本当にありがとうございました。