ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

土掘り石掘りお庭も生き返る

2018-12-11 07:16:16 | 石の仕事誌
 みかげ石を、掘り起こしました。



こんなふうに、土の中から、続々と。
笠間市内の現場、泥でわかりにくいですが、稲田みかげ石です。
まさに掘り出し物ですが、こういう事は、時々あります。



前日にカエデさんの移植で伺ったのですが、そのついでに気になる点あり。
どうしても気になるところなど、例えばこちらの土留め石も外し。
グランドカバーで間に合うところまで、貴重な石を多用するのはもったいない。



さらについでですが、その脇には、サルスベリさんあり。
画像からは外しましたが、左にあるツツジさんの枝に、幹が食い込んでおります。
これは近い将来、より良い場所に移動がベスト。



例えば、この庭の主役の石組、その滝組の石から少し外れたあたり、とか。
昭和の造園ブームの頃の作らしいですが、気合い入った石の風景はそのままが保存したいです。
ちなみに、奥に見える脚立は、この庭のオーナーこと某先輩がご愛用のもの。



某先輩は退職後、先代から引き継いだ庭先で、我流ながら剪定に挑戦されている模様。
なるほど、思い切りの良いキャラは、新天地でも生かされていると感じましたが。
このサルスベリさんも、ここよりも玄関の西側、夏場の日陰用に好適と見ました。



 が、それは春の楽しみとして、このお庭は、池のお庭。
既に埋め立てられておりますが、元々が滝組と池の庭で、このあたりが中心部でした。
但し回遊はできない現状、今後に向けては、左手前の石を外した園路づくりが有効です。



ちょっと引いて撮ると、こんな感じですが。
手前の石も動かして、自在に行き来ができるようになれば、楽しく管理も出来。
さらに右手に一本分岐させますと、宅地全域の潜在力は、格段に向上します。



そのあたりには、滝への給水パイプも埋設されておりましたが。
撤去ついでに、移植に好適な黒土がありましたので、掘り上げて移動します。
入れ替わりに、石工事で掘り取るイマイチ土を入れ、今後は園路の下地で支えていただきます。



昔も今も、大切なのは縁の下の力持ちなのですね。
話を石に戻しますが、手前から向こうまで石畳でつなぎます。
これまでのいろいろな工事で埋まったものらしいですが、石と人間さんは、古くても価値あり。



石段のまま埋まっていたものも、発掘調査。
上の一段だけ残して、手前からゆるいスロープでつなぎます。
段差の石は、土壌の保全に有効ですから、一段はそのままでも良いでしょう。



その脇には二段の土留めがつながりますが、上の一段はずして地盤を下げれば、などなど。
現場の土と石を掘って動かすだけで、住まいの空気は変わり、空気が変われば風の色も変わる。
吹く風変わり、吹く風イコール福の風さんとなるよう、手順も確かに働かせていただきます。

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