今度はどこに行くんだい可愛い子ちゃん〜^o^ | Senseful Design

Senseful Design

センスのいいデザインってどんなデザインなのだろう

「カッコいいデザイン」=「センスのいいデザイン」とは限らない

'Simple is best' なデザインだからって、センスの悪いデザインもあるだろう

そんな答のないSenseful Designを見つけに行きましょう!

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------- Senseful Visual Art 3×3 -------

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絵画はその絵を見ると同時に

その作者の存在が浮き彫りに表れますが

写真の場合は写した人のことよりも

その写っている人物や風景を

まるで自分がその場で見ているように

普通は見てしまうものです

 

特にグラビア写真などは

その写したカメラマンの存在は感じずに

そこに写っている女の子が直接

見ている自分に向けて微笑んでいるように

錯覚しながら見ているのではないでしょうか

 

本来はカメラマンが見た

そして写したものなのに

映画と同様にリアルだからゆえの

作者不在のビジュアルが

写真の宿命かもしれません

 

さらにセルフポートレイトでさえ

そこにそのカメラマンが

しっかりと写っているにもかかわらず

やっぱりその写真を見ている私たちの目線で

見てしまうものですよね

 

さてさて前置きが長くなってしまいましたが

今回はポートレイト写真の中に

あえてその写したカメラマンの一部も

主人公の女性とともに写真の中に入れ込んで

そのシチュエーションの臨場感を

大いに表現している写真を紹介します

 

題して

「Follow Me To」

さあ、私についてきて〜

 

 

その素敵な衣装に身を包んだ

背中しか見えない彼女ですが

実際にそのカメラマンの手を引いて

いろんな場所に向かっているところを

後ろから写した写真の数々

 

普通は背景として映る

その背中越しの美しい風景も

今回ばかりは背景でなく前景です

 

そしていつもはその写真を見てる

私たちの視点になりがちな写真も

今回ばかりは彼女に手を引かれている

彼氏(カメラマン)の視点で

見ることに成功しています

 

また写真にありがちな止まった写真ではなく

今から何が始まるか分からない

現在進行中を想像させる写真でもあります

 

そんないろいろと新しい

この「Follow Me To」シリーズですが

時にはその写真を写したカメラマンの存在が

たとえその写真の中に写っていなくても

如実に物語っている写真も

もちろん数多くあります

 

だからこそ写真作品と作者との関係性を

今一度考えながら目の前の写真を見る

それはその写真を見る上で

より多くのいろんなことを

気づかせてくれることでしょう〜(o^^o)

 

Follow Me To  by Murad Osmann

 

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