カテゴリ:博物館など
紀元2世紀から3世紀にかけ漢王朝の混迷に端を発した三国志は、幾多の武将の栄枯盛衰とともに記録された。後に、歴史性を帯びた伝説となって普及した。人物と物語の伝説は、人々の親しみに変わり、そこから詩文や絵画が生まれた。関羽のように神格化される武将もいた。 横山光輝のマンガ「三国志」や、NHK「人形劇三国志」、さらには人気ゲームのキャラクターまで登場する特別展となっている。会場配置は、5章に区分けされている。第1章英雄たちのルーツ、第2章漢王朝の光と影、第3章三国の鼎立、第4章三国歴訪、第5章天下は誰の手に。 三国志の中心人物は、曹操・劉備・孫権であるが、数多く個性ある人物が登場する。「三国志演義」では、1,192人とされる。そのうち武将が437人。膨大な名前が出ては消える。昔、漢字を覚えるのに役立つとよく言われたものだ。 マンガ「三国志」に触発されて、昔小説も読んだ。吉川英二の「三国志」全10巻、宮城谷昌光「三国志」全12巻、北方謙三「三国志」全14巻。各作家の思い入れと物語構成が異なり、興味は尽きない。
写真-1 第1会場第1章の部屋中央に立つ関羽像。明時代に製造 [新郷市博物館]。 写真-2 孔明出山図。明時代 [上海博物館]。 写真-3 関羽・張飛像(清時代)と趙雲像。清時代。 写真-4 関帝廟壁画。「黄巾を大破」と「張飛、督郡を鞭打つ」。 写真-5 三国故事画。明時代 [天津博物館]。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年09月15日 11時46分55秒
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