水戸『焼きとんまるいち』水戸の街で東京風のやきとんが楽しめる、地元の人気店

水戸『焼きとんまるいち』水戸の街で東京風のやきとんが楽しめる、地元の人気店

2020年11月26日

今日は水戸駅前から、人気のもつ焼き酒場「「焼きとんまるいち」をご紹介します。

ご主人は中目黒の焼きとん店「まるや」で修行された方で、2018年3月に開業。まるやといえば、中野区野方発の人気やきとん酒場「秋元屋」の系譜にあり、「まるいち」でも秋元屋の看板料理である「味噌ダレ焼き」が楽しめます。

ほかにも、東京の酒場で人気の甲類焼酎・キッコー宮(三重県楠)をシャリシャリに凍らせた「シャリキン」をつかった酎ハイやホッピーなどを揃え、これまでの水戸の串焼き店にはなかった東京のテイストが楽しめる一軒です。

ご主人はもともと水戸出身の方で、大のお酒・酒場好きという人。飲兵衛心をくすぐる店の雰囲気に、地元のファンは多いです。

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秋元屋の系譜、水戸駅前に誕生

水戸の飲み屋街は黄門さん通り(国道50号)沿いに大工町まで広がっていますが、まるいちがある宮町は駅すぐの立地。電車の発車時間の10分前にお店を出れば余裕で間に合う距離。仕事・出張帰りの軽い一杯にもおすすめできます。

赤ちょうちんに藍色の暖簾。お店から熱量が伝わってきます。

焼台と煮込み鍋を囲むようにL字のカウンターを配置。店の奥はテーブル席が並びます。

ご主人は「ころぼっくる」のハンドルネームで2010年から「呑兵衛と酒と健康と」という酒場ブログを書かれている方。いまも水戸の飲食店の情報や、ご自身のお店の話を日々発信をされていらっしゃいます。

樽生ビールはキリンのハートランド(専用タンブラー550円・以下税別)を置いています。ハートランドといえば今でこそ全国区ですが、誕生はキリンビール取手工場(茨城県取手市)であり、同じ茨城つながりで土地の味です。

キンキンに冷えたグラスに継がれたガス圧強めのハートランドで、乾杯。

本格的なやきとん酒場

瓶ビールはサッポロラガー(大びん650円)、ハイボールは色付きの焼酎ハイボール(氷なし)、赤ワインハイボールの赤ハイホワイトホースハイボール(各380円)。ホッピーセットは白・黒あり(セット460円)、紅茶ハイトマトハイ豆乳ハイバイスサワー(サワーは各420円)などあり。

日本酒は地元の吉久保酒造がつくる「一品」(小380円)です。

串はタンハツカシラガツなど各130円。味は味噌、タレ、塩の3種類。メインが串ものなので、サイドメニューは煮込みやナンコツスライスなど品数は絞られています。

やっぱり美味しいマカロニサラダ。5mm角状の玉子やツナが入ったねっとり系で、黒胡椒の引き締まった味がお酒を誘います。

ビールは樽生から大瓶の赤星に。ビヤタンも冷やされているのが嬉しいところ。

標準的なサイズながら、一口目が大きくなるように、そしてぎっちりつめて打たれた串は、仕事が丁寧で味もよいです。上タンなどは塩味でわさびを添えてくれます。カシラ豚バラは甘く旨味が濃厚な味噌味がおすすめ。

入荷量が少ない部位は早いものがち。肉巻き豆苗串など、創作巻串はホワイトボードで追加されます。

提供しているものはがっつり正統派。だけどちょっぴりセンスが感じられる、だからといってネオ大衆というものではないけれど、今風でなんかいいよね。これが素直な感想です。

たっぷり大根おろしが添えられた丸干しイワシ(150円)。炭火のこうばしさが日本酒のお燗似合いそうです。

熱心なご主人の丁寧な接客が魅力

近隣の飲食店を営む方も常連の、みんなが集いたくなる良い酒場「まるいち」。

水戸に東京のテイスト(味噌ダレ焼きは蕨発)のやきとん店ができたということだけが特長ではありません。なにより、良い酒場を故郷でやりたいというご主人の熱意と人柄がお店最大の魅力です。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ Special Thanks/大衆酒場ラクダ)

店名焼きとんまるいち
住所茨城県水戸市宮町2-2-21
営業時間営業時間
16:00〜22:00
(焼き物L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:30)
日曜営業
定休日
不定休(Facebook,Instagram等で告知あり)
開業年2018年
公式サイトTwitter