同じ土俵に乗らず半分しゃれで返す。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

今週始めでしたっけ、国の予算審議の場が
「悪夢」だのなんだのって紛糾したのは。汗
 

 


なんだかなぁー・・・(;一_一)と思いつつニュースを見てたら、
激おこプンプン丸プンプンな野党の中で、

    矢印

    矢印(こんな感じ・・・あせる

    矢印




一人、
「おっ?」と思う発言をした人がいました。

自由党の小沢一郎さん。

「もう一度、悪夢を見てもらわなければならない」。



「悪夢発言」を逆手に取り(?)
こう切り返しましたか・・・。(・.・*)(._.)




今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!






小沢一郎さんの発言を聞いて思い出したのがこれ。
               やじるし
               やじるし
「同じ土俵に乗らず、

 半分しゃれで返すようにしています」。

 


朝日新聞の「一語一会」というシリーズに登場した
デーブ・スペクターさんの言です。

 

 


デーブさんと言えば、
放送プロデューサーとかコメンテーターとか
多彩な顔の持ち主として知られますが、
良くも悪くも語られる人、ですよね。(^_^;)

時にバッシングを受けることもあったデーブさんは、
「電波芸者」と言われたことがある、と。

 

 



全くの造語ですが、
この言葉に込められた悪意、、、分かりますよね。(+_+)

決していい意味で言われた言葉ではない。

 

 



それが分かった上でデーブさんは、

「芸者さんを尊敬しているのでとても光栄です」

とやんわり返した。

 





 

 


「朝まで生テレビ!」などでの日本批判発言で、
「嫌ならアメリカに帰れ」とたびたび揶揄された記憶が
デーブさんに、

「聞く人が不愉快にならない言い方を心がけ」させた
そうです。

だじゃれやジョークを交えるのは、その一つ、と。




それにしても、
上記の「返し」は、そこをも越えてます。





ムッとすること、
「なんじゃい!」と思うようなことを言われても
ソッコーで反応しない。


 

 


相手の言葉に“まんまと乗せられ”て、
激しい言葉の応酬になるというのは、

ピンポン玉が完全弾性衝突で、
永久に壁の間を往復するようなもの。

いつまで経っても、どこまで行っても
止まる気配が見つからない。

 


「完全弾性衝突」思い出して頂けたでしょうか?^^;




だったら、相手が乗せようと画策した土俵には乗らず、
一歩降りるなり離れるなりしてしまう。



(ここに乗っからない、ってこと。)

 

 



つまり、反射神経から出る激しい言葉で応酬するのではなく、
一旦自分の中に飲んで、咀嚼して、

「えーーっ!そっちから球返ってきたん?w(@o@)w」
と驚かれるような返球をする。



(「どっから球返ってくるん?!」



冒頭の小沢一郎氏のやり方も、
案外これと同じかな~・・・と。

 

 



自分に不利なこと、嫌なことを言われる。

すると誰でもムッときます。
むかっ腹が立つこともあります。



ただ、瞬間湯沸かし器のように
激した感情のまま、ことにあたったり言い返したりすると、

小さな火種であったものでさえ、
大火事になる。




 

 



「同じ土俵に乗らず、半分しゃれで返す」

 

 


これを心がけていくのって、
結局、今盛んに「必要だ」と言われている
“アンガ―マネジメント”にもつながると思うんですよね。

※怒りを予防し制御するための心理療法プログラム





カッときた時こそ、

「なんやねんこいつ」と思った時こそ、

「同じ土俵に乗らず、半分しゃれで返す」。


 

 


一人からでもこう心がけていけば、

一人ずつのその“隙間”・“余裕”が
案外生きやすい社会を作るんじゃないかな~。



(アンガーマネジメントのイメージ。Wikipediaより)


国会にいてる人々にもぜひオススメしたいですね。σ(^_^;)

 

 



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