ミラサポでご支援中のある事業者さんが
某県の(地域活性化目的の)ビジネスプランコンテストで
見事っ採択されました。(^_^)/
想定以上の応募数で
当初の発表予定から大幅にズレ込むという“接戦”を
勝ち抜いて・・・ですから、
本当にお見事です。おめでとうございます。
この件は以前からチラッと相談されてました。
「エエことしはるな~。本当に採択になったらいいな~」って
ヤキモキしてた所への朗報。(^^)v
で、「今年度中^^;に実施すること」への
アドバイスが欲しい・・・とのことでお会いしてきました。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
「今年度中」・・・ってあと1か月半ですやん。。。
しかし、県の事業ですから、年度単位の換算が必須。
お会いした途端、悲鳴のような声が洩れてきました。(^0^;A
「とりあえず、事業を進めるのに必要な資機材の
経費や制作費なんかは計上できました。
今から、そこに書いた制作物を、
この短い間に“形に”しないといけません!」
するべきは、「何をするのか」の告知と周知。
全く新しい事業ですので、知名度はもちろん0(ゼロ)の中で
地域の方々の耳目を集めないといけません。
なかなかのハードルっす。σ(^_^;)
しかしっ
困っている人がいる 難しい
こういう状況になると、
クリエイターの端くれはがぜん燃えますっ!(笑)
よっしゃーなんとかヒントとアイデア、
持って帰ってもらうで~~!(^^)vと
ひさびさにクリエイティブ魂が燃えましたっ!(笑)
ご相談者さんの実行されたいこと、
そこに至った思い、
一番気に入ってるところ、
好きなところ、
誰に、何を、伝えたいか、
協力してくれそうな方々、
使える“資源”etc.
とお聞きしていって、
「じゃあ、三つ折りリーフレットのデザインはこんな感じで、
コンテンツはこうで、写真はこういうふうにされてはいかが?
キャッチコピーとサブキャッチは××でどうですか?
ロゴはここに入れましょう」
な~んてA4の紙を折って即席ラフ※ができあがりました。(^_^)/
※こういうイメージスケッチみたいなもんです。
(Naverまとめより拝借)
それから、
「制作物全般のテイストを揃えて、
見る人に『あ、これは〇〇だ』と分かってもらえるよう、
最初に『ブランドブック』を作られた方がいいですね。
〇年間続く事業ですから、
毎回毎回単発でデザインしていってしまうと
バラバラになってしまい、同じものだと分かって頂けませんから」
と事業全体を貫く“ブランドの基本形”を
定めることもオススメしました。
採択事業ですから、
予算の多くの部分に県の補助が出ます。
そういう意味では、全てが事業者さんの持ち出し、
という通常の販促費とは異なります。
ある程度、クリエイティブにお金をかけることが
許されている状況です。
それでも、“こういう状況”
~クリエイティブにある程度はお金をかけてもいい~が、
どれほどありがたいか、久々に身に沁みました。
裏を返して言えば、
そういうのを当たり前と思ってもらえない状況が
いかに多いか、ってことです。
なので、
自分の経験や知見、アイデアを精一杯使って、
クライアントさんと丁々発止のやり取りができる。
「一緒に“いいもの”を作っていこう!」
が認められるって、ホンマ嬉しかった。
ぶっちゃけになりますが、大半の企業さんは今でも、
「広告(販促物)にはお金をかけなくていい」
「広告にお金かけるなんて大企業のやること」
「制作物はできるだけ安くあげるのが正解」
「写真なんか“アリもの”(昔風に言えばレンタルポジ)で十分」
「要るんやったらお前のスマホで撮っとけ」
「宣伝文句(コピーのことです)は、
同業他社のをパクればええやろ」
「デザインとかそういう“目に見えない”ところ
(クリエイターの腕)にお金をかけるなんて馬鹿だ」etc.
まだまだそんな感じが主流。(^_^;)
販促費さえろくに計上されていない企業さんもたくさんあります。
分かるんですよっ
特にここ大阪は昔から
「目に見えへんもん(ソフト資産)にはお金を出さへん」
土地柄ですから。
でも、もうそれでは通らへん時代です。
ソフトにお金をかける。
クリエイターの知見・腕を見抜き、
時に新人を見守りながら育て、
“良い”制作物を世に出していくこと。
それが結局、
その会社の“質”を上げ、評判を上げ、
一回りか半周か知りませんが、
回り回って気付いたら、
「あそこ、やっぱスゴイね」、「さすがやね」
と言われる存在になっている。
クリエイティブにはそんな力があるんです。
どうか“目に見えない”からといって、
ムチャクチャ経費を削るのはやめてください。
必要だと思ったところには、
大胆に予算を振ってください。
メリハリのある、本当に活きた経費の使い方。
それが人を鼓舞し、
“目に見える”成果となって返ってきますから。
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